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動詞/Verb

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2018年1月の記事一覧

『泳ぐ』#40

久しぶりに泳ぎに行きたい。そう思ったのは連日早朝の最低気温がマイナス続きの昼日中。寒いっつーの。 結果から言うと泳いでいない。水着の用意もしなければ、プールに行こうとも思わなかった。水着自体は、去年の9,10月に何回か仕事帰りに駅近の市民温水プールで泳いだ習慣みたいなものがあったおかげですぐ目のつくところにはある。そのころは数日に一回のランニングが習慣付いてきていて、残暑も厳しい秋口に「動かす筋肉を変えてみよう」そして「涼しく運動しよう」と思って、行くようになった。とはいえ、

『届く』#34

動詞は言いようで、日常生活のなか、そこここで「届く」を使うことができる。 田舎から野菜が届く。 落し物を交番に届ける。 手紙をしたためて想いを届ける。 食器棚の上の救急箱に手が届く。 トレイの裏まで清掃が行き届いている。 など。 そのようななか、今日は「家の近くのコーヒー屋さんのミルクコーヒーを友人に届けた」ということになる。経路の遠さと、目的地の外れ具合から、現地を断念したわけですが、中身に加えてパッケージもよいものが届いたような気がする。配達員はわたしで、中身とパッケージ

『漕ぐ』#21

自転車をたくさん漕いだ7時間、その日から一日明けて私の左手薬指の付け根、あの鉄棒とかでよく擦れるとこ、マメができた。小さいものながら「おおー」とニンマリしてしまう。長い登り坂を立ち漕ぎするときに、脚で回すだけでは脚がもたない(この、「(脚あるいは腕が)もたない」という使い方、筋持久力使う類の運動をしてる人には伝わると思うけど、そうでない人にも伝わるだろうか)ので、ペダルに足を置いて立ち上がった状態から、腕でハンドルを引き上げるように、身体を突っ張り棒のようにして踏み込む漕ぎ方