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救いたい人を救うために

無力だなと思った

人を元気付けたいとき、取れる手段は物理的にどこかに連れ出すか、言葉で励ますこと

私は今まで後者で生きてきたのだけど、あのときそれができなかった

救いたい人を救える言葉を私は持ち合わせていなくて、でも当たり障りのない綺麗事も言いたくなくて、葛藤した挙句私がかけた言葉はその人が何十回と言われてきただろうありきたりな言葉で、自分の無力さに落胆した

私は自分の気持ちを文章で表現することは得意だけれど、人を救えるような言葉は持ち合わせていなかった

救いたい人が目の前にいるのに救えないもどかしさと
今まで自分は何をしてきたのだろうという絶望と
自分に足りないところを気づかせてくれた
そんな夜

私はあなたにかけたかった言葉を今も探している




私は、あなたを絶対に救いたい




おわり

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