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リモートで研修

新型コロナウィルスの影響で2020年3月以降企業研修のキャンセルが相次ぎました。毎年2月、3月は4月の新入社員研修に向けた準備の時期でスライドの作成、ワークショップの設計と一人での作業に取り組む時期でした。ところが今年は新型コロナウィルスの影響で4月からの企業研修の実施ができない状況となりました。それでも『こんな時だから・・・』『新入社員を放置もできない・・・』と何かできないかと企業の担当者と考えて取り組んだ『リモート研修』。

ZOOMでのミーティングは経験がありましたが『研修』となるとかなり勝手が違います。事前にリハーサルをし、そのなかでこちらもZOOMの使い方を学びながら試行錯誤をして取り組みました。リアルな研修であれば受講生の近くに行き、声をかけ、表情をみて進めることができますが、離れての研修に不安を感じましたがリアルとはまた違った良い面も感じることができました。

一人対多数の集合研修ですが一人対一人の印象がつよく感じられました。終了後のアンケートでも『集中できた』という声が多く見られましたし質問がしやすかったという声も多くみられました。

一方グループワークなどで感じる一体感は感じられず、あらためて一人なんだと強く感じたという受講生もいました。それでも研修で画面を通してでも同期に会えたことはこれからの安心につながったようです。

今はこれまでに経験のない事態です。それでもリモート研修でつながりを感じられたことが彼らの社会人の第一歩をささえてくれたらと思いました。

また研修講師としてもよい経験をすることができました。リアルでしかできないこと、リモートだからできることそのすみわけを考えた研修デザインに取り組みたいと思います。

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