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2023年3月

志・夢・野望・目標

「問題を可視化し解決の仲間づくりをする」

ウガンダで支援活動に携わったことが大きなきっかけとなりこのように思うようになった。2021年3月から9か月間、日本のNPO法人の現地事務所で活動した。当法人は一人に対して手厚く支援し、ウガンダのプロジェクトだと3年間の支援後もフォローアップを続ける。自立に必要な生活補助や教育など網羅的にしかもオーダーメイドで支援する。しかし支援対象者は当プロジェクトだと毎年新規で20名ほどだ。支援対象から漏れてしまった人々に支援してほしいとお願いされることは日常茶飯事だった。しかし一人ひとりに適した支援の質を維持するためには対象を絞らざるを得ない。一方で国連機関や大手の国際協力団体は千人単位で支援を行うが、内容は均一で一時的だ。どちらも必要だが物足りないと葛藤した。問題を認識する人が増えれば、その中から解決の為に動く人も出てくるはずだ。アクターを増やすことで、支援から漏れてしまう人や支援の不足といった穴を埋めることができると思う。

達成するためにはどうする

日本を含め世界にある問題について情報を集め発信することで、問題解決に携わる仲間を作っていきたい。世の中には既に問題として認識されているもの以外にも認知されていない問題がたくさんある。その中には情報が出回っていないもの、知られてはいるが社会問題として一般化されていないものがある。コンゴ民の例は前者で後者の例としてはヤングケアラーや宗教二世の問題があげられるだろう。問題が名づけられ、可視化されて初めて世の中が改善の方向に動き始める。問題を認識することで解決の為に何かしたいと思う人を少しでも多く生み出せれば、世界をより良くするアクターを増やすことができる。得意なことはそれぞれ違うし、一人でできることは限られている。私は問題を解決しようとし、世界をより良くするという同じ方向性に向かって協働していく仲間を増やしていくことで上記の志を達成したい。

結果的に目指す社会・世界

私にとっての平和な世界・理想の世界は「どんな立場・環境にいようと誰もが当たり前に助け合う世界」。ウガンダにいる間、彼・彼女らにとっては金持ちであり外国人である私を惜しみなく助けてくれた。例えば生活場所や食事を提供してくれたり、言語を含む文化を熱心に教えてくれたりした。それは私が学生であり困っていると知っていたからだ。一方で彼・彼女らが困っている時は私に助けを求めてきた。もちろん私が外国人で彼らを助けられる可能性が高いという理由もあっただろうが、恩着せがましい態度ではなく、自分の困っている状況を説明したうえでであった。このように、困っている時は当たり前にできる範囲内で助け合う行為をみんなできれば、それは平和な世界と呼べると思う。誰も泣かない世界や誰しもが平和な世界は不可能だ。しかし辛いことがあっても誰かが手を差し伸べてくれる世界であれば理不尽な暴力や不平等は生まれないはずだ。

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