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25mでバテる素人が30日後に1.5km泳ぐ【2024あやはしトライアスロン編完結】

割引あり

仲間内でトライアスロンのリレーに出ることになり、流れで私がスイム1.5kmを担当することになった。本番は5/26で、決まったのは4/16。

もともと泳ぎが苦手で、クロールで25~50mは泳げるけど、泳いだら腕もきついし息苦しくなって動けなくなる。平泳ぎも背泳ぎもできない。もはや背浮きも出来ない。でも、いつかは泳げるようになりたいと思っていた。

1回500円の市民プールに10回通って、4~5回先輩たちに見てもらった。YouTubeの動画も見たけど、見ても全然体は思い通りに動かなかった。先輩からの「腕を回しすぎなのでは」というアドバイスをきっかけに、体があまり沈まなくなり、5/6にはプールで1.5km泳げるようになった。

水泳教室の利用も検討して無料体験レッスンは1度受けたが、保留しているうちにいつの間にか泳げるようになった。

最初の2週間は週5で泳いでいたけど、肩が痛くなってきたから後半は週2~3回。最終週は本番までに2回プールで泳いだ。

あやはしトライアスロン2024本番

5/26本番当日は朝5時起きで準備して6時に家を出発。7時に会場へ到着し受付を済ませる。8時15分頃に水泳の事前確認が可能となり、海へ入って軽く泳ぐ。水は結構冷たかった。先輩はこの冷たさが負担となって辛そうだった。

750mの往復でコースの目印となるブイが海に配置されている。

降水確率90%だったが、奇跡的に曇りで踏みとどまってくれた。

見渡すと、選手の年齢層は高めで、私(31歳)と先輩(32歳)と同世代が数名いるかな程度だった。

ほぼ全員ウェットスーツ着用。学生時代のスパッツタイプのスクール水着を着用しているのは私だけだった。上はラッシュガードを着用した。トライアスロン運営が水泳帽を配ってくれたから、それを着用した。

友人たちの所へ行き、クラゲが怖い、時間内に完泳できなかったらごめん、と言っていたらグダグダ言わずに早く泳げと言われたw

距離だけなら泳ぎ切る自信はあったが、60分という時間制限、普段泳いでいない海という2つに恐怖を感じた。

「皆さん、怖い顔せずに笑顔でー!今日は26日、風呂の日です。終わった後のお風呂を楽しみにして頑張ってください~」と、運営スタッフが会場を和ませる。

開始の合図がなると、先頭に立つガチ勢から入水していく。私と先輩は完泳を目標としているだけだったから、ほぼ最後尾からのスタート。

ブイを目印にして出来るだけコース内側を泳ぐようにする。海はプールより浮力が強いから泳ぎやすい。とはいえ、速度は遅くて最後尾から抜け出すことは出来ない。水泳が苦手な方も多く、平泳ぎをしている方やコースロープに掴まっている方もいた。そのため、最後尾あたりはカヌーに乗ったスタッフが常に2~3名ついてくれていた。

時折コース確認のためクロールを止め、顔を上げて辺りを見渡すと先輩は私にペースを合わせてくれていて、近くを泳いでいた。とはいえ、常に横や前後に選手がいるわけではないので、このペースで間に合うかどうか見通すことは出来なかった。

折り返し地点には大きくて黄色の目立つブイが浮いている。海の深さは、私の人生史上最深ではあったが、底が見える程度だった。ある程度浜から離れた地点での深さとそこまで変わらないように見えた。ひたすら深くなるわけではないようだ。

クラゲはいなかった。魚が泳いでいたり、ヒトデ海底に張りついていた。前を泳ぐ人に蹴られてしまうことが一番の懸念となった。

海が浅くなるにつれて、「泳げるじゃん!」と自信がつく。足がつく所まで来たら立ち上がって浜へ向かって走り、スタッフへ選手番号を確認してもらった。25分経過していると教えてくれた。

私とほぼ同時に浜に上がった選手は、海へ戻らず、バイク競技スタート地点へ向かっていった。スイムは750m泳ぎ切ると「スキップ」することが出来る。スイムを苦手とする選手に配慮したルールで、代わりに時間が加算されてしまう。

先輩もほぼ同じタイミングで浜に上がっていた。海水が冷たくてやはりつらいようだった。

浮力に体を預けていたから、浜に上がるとかなり体が重たかった。すぐに海へ戻り、2週目をスタートする。疲れはほとんど無くて、少し肩や腕にだるさを感じる程度だ。

折り返し地点のブイがかなり遠くにあるよう感じるが、ひたすら泳ぐ。前にいる人を少しよけてみたりする余裕も出てきた。少しだけ横にそれたつもりが、潮に流されているのか、気づくとコースロープからかなり離れたところにいて驚いた。慌ててコースロープ近くへ戻る。

2週目の折り返しを過ぎた時点で、先輩はかなり前の方を泳いでいたから、私もペースを上げる。とはいえ、腕を早く回したり、脚を強く動かしたところで思い通りに加速できるわけではない。水泳の難しい所だ。

私は右腕を上げる際に息継ぎをする。そのたびに、カヌーに乗ったスタッフが見えて安心した。左の息継ぎはまだ習得できていない。

2週目も無事泳ぎ切ることが出来た。約50分経過していて、制限時間には間に合った。浜に上がって海を振り返ると、意外にもまだ泳いでいる人がいた。ビリにならずに済んだようだ。先輩はすでに泳ぎ切っていて、バイク競技スタート地点へ向かったようだった。私も急いで後を追う。

バイク競技スタート地点へ着くと、友人が待っていたのでリレー用のアンクルバンドを渡す。

仲間と共に完泳を喜んでいたら、ランを控えている友人から衝撃の発言が飛び出した。「スイムのトップ勢は20分で完泳していた」。私が1週目を終えて浜に上がった時見かけた選手はスキップしたのではなく、すでに2週泳ぎ切っていたのだ。

5分ほどシャワーを浴びて軽く水着を洗い、バイクの応援をするため沿道で仲間と集まった。驚くべきことに、トップ勢すでにランを開始していた。し10kmを全く恐れていないのか、とんでもない早さで駆け抜けていった。

バイクやランの時間になると、雲間から少し日が出始め、気温が上昇した。バイクもランもかなり大変そうだ。スイム担当でよかった。

仲間で作った2チームはいずれも3時間半ほどで感想。トップ勢力は2時間も経たないうちに完走していた。

水着とゴーグル

水着と水泳帽は学生時代に使っていたものを使用。ゴーグルは初めはダイソーの100円のものを使用していたが、レンズに水が入りまくりだったので、SWANS SW-45を購入した。1000円くらい。

市民プールの代金と合わせて、トータル6,000~7,000円くらいで泳げるようになった。


有料エリアも大したこと書いてませんw

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