自己肯定感って以外に根深い

トライバルメディアハウスに勤めています。会社で「経営戦略」について学ぶ機会をいただき、課題図書からの気づき、発見、まとめなどを綴っていきます。

今回はこちらの3冊。

今回は「動機付ける力」の中から書きます。

どう扱われるかで人の成長は大きく影響を受ける。
言われてみれば当たり前な気がしてきました。それを本書ではピグマリオン・マネジメントと呼んでいます。

一言で言うと「上司から期待されて育てられた部下は成長する。」ということです。

「上司から期待される」は2つの要素が込められており、ひとつは、「上司の自信の表れ」です。自分は、部下の育成ができるという上司の自信の表れが込められています。人材育成のうまい上司は自分の育成スキルに自信を持っていて部下は必ず成長すると信じてあげることができる。そして、期待する言葉をかけられる。多少見誤った部分があっても、すぐに見捨てることはせず(見捨てるということは、自分の育成スキルの無さを認めることになるため)部下の成長に尽力でき、結果、部下が成長します。

「上司から期待される」のもうひとつの要素が、「自己肯定感」だと思います。期待されることで「自己肯定感」が育つのだろうなと思います。自分はできると思えれば、新しいことにチャレンジでき、経験を積め、失敗しても上司が期待をかけ続けてくれることで再び立ち上がれるという好循環がうまれて成長につながるのだろうなと思います。

自己肯定感」に関連して【誕生日の効果】という統計結果を思い出しました。下のグラフは「プロ野球選手の誕生日分布」です。

早生まれのプロ野球選手のほうが圧倒的に少ないです。
考えられる理由としては、
プロ野球選手になる様な人たちは幼少期のころから野球を始めているはず。

体の発達が1年近く開きがある同学年の友だちと競う。

1年の身体能力差は大きなハンデ。
特に幼少期の1年は大人とは比べ物にならないと思います。

身体能力の高い遅生まれの友人の方が成績は良い

周りからも褒められる頻度も多い=自信が付くチャレンジする
自己肯定感が高まる。

その格差は思った以上に長期的に影響を及ぼすという話です。


出典:グロービス「定量分析の教科書」

これは、運動だけに限らず、大学の入学者の誕生日分布にも表れています。
この地域の大学は9月に始まり8月に終了します。学年の後半に生まれる入学者が少ないというのも自己肯定感の影響と考えられます。


出典:グロービス「定量分析の教科書」

1月生まれの僕は早生まれ……。
もう誕生日はどうしようもないので、それは一旦置いといて、自分の自己肯定感を大事にしつつ、自分が回りに接するときこそ、自己肯定感と成長や成果のつながりを意識しようと感じました。



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