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セブ空港から市内への移動はGrabが最強!

セブ空港からの移動手段と言えば、多くのブログ記事などではタクシーが紹介されています。実際、空港に停まっているタクシーを使う方がわざわざGrabで呼ぶよりも早いし、メーター通りに走ってくれば安いです。しかし何度か乗った自分の経験とフィリピン人友達の意見を合わせると、正直Grab一択かなと思います。これは空港から乗る場合に限った話であり、セブ市内やマンダウエ市内で乗る場合はGrabよりも普通のタクシーを使った方が安いです。空港から乗るときだけ特別ということを覚えていて欲しいです。この記事では今までの自分の経験をシェアしたいと思います。


セブ空港の位置

セブ空港は、実はセブ島にはありません。セブのお隣のマクタン島という島にあります。正式名称もマクタン・セブ国際空港という名前です。リゾートホテルや綺麗なビーチがあるのもこちらのマクタン島で、みんながセブ島と言って思い浮かべる景色は実はマクタン島なのです。

セブ空港は、セブ島にないと言ってもセブの中心地まではそこまで遠くありません。渋滞してなければ車で15-20分くらいの距離です。交通手段としてはタクシーかバスですが、セブに発着する飛行機は深夜便が多いので、その場合はタクシー1択となります。昼間の場合は、バスも使えますが、市内のモールなどで降りることはできてもホテルに直接移動できるわけでもないので、旅行者の場合はあまり使うことはないかなと思います。

タクシーは白色と黄色の2種類

空港で利用できるタクシーには白色のタクシーと黄色のタクシーの2種類があります。多くのブログ記事などでは、白色のタクシーの方が割安のためおすすめとされています。黄色のタクシーは利用したことはないですが、定額料金であり多くの場合、白色のメータータクシーよりも高額になるようです。

空港でのタクシーの乗り方

白色のタクシーに乗るには、国際線到着ターミナルを出てそのまままっすぐ1番奥まで行ってください。この時、タクシー乗り場の近くのスタッフからレシートのようなものを受け取るのを忘れないでください。このレシートは、万が一、ドライバーから高額料金を請求された時などに報告するためのものです。実際どこまで効力があるかはわからないのですが、貰えるものは貰っておきましょう。レシートを受け取りタクシーに乗り込んだら、行き先を伝えます。走り出したら、ドライバーにメーターを使うように言ってください。今までの経験上、自らメーターを使ってくれたドライバーは一人もいません。ただし、伝えたところで本当に使ってくれるとも限りません。ここからは今までの3回の経験を具体的にシェアします。

タクシー経験談①「メーターは使ってくれたけど…」

私の移住初日の話です。ブログ記事などを参考に白色タクシーを見つけて乗り込みました。ドライバーはどちらかというと気弱な印象を与える方で、私がメーターを使うようにリクエストしたら「500ペソじゃダメかい?」と聞いてきました。私は毅然とした態度で”No, please use the meter."と言ったら、"O…Okay."という感じで渋々メーターを倒してくれました。運転自体は普通で、20分ほどして目的地に到着しました。正確な金額は覚えていないのですが、250ペソくらいだったのではと思います。300ペソ渡して"I need change"とはっきり伝えましたが、”Thank you!”と言ってお釣りを渡してくれませんでした。そのままそそくさと運転席から外に出て、車の後ろに積んであった私のスーツケースを運び出しに行きました。まぁ正直予想内の出来事でしたし、50ペソ分くらいだったら荷物を出し入れしてくれたチップと考えても良いかなと納得しました。どうしても割高で払うのが嫌な人は小銭含めて細かくお金を出せるようにしておきましょう。

タクシー経験談②「交渉不可能なドライバー」

2回目に空港からタクシーに乗ったときのことです。今回もメーターを使ってくれなさそうな雰囲気だったので、メーターを使うようにリクエストしたら、「俺は深夜の空港で2時間も待機してたんだ。自分の時間をたくさん犠牲にしたんだよ。だからメーターは倒したくないんだ!」的なことを言ってきました。仕方ないと思い、じゃあ「300ペソでいいかい?」とこちらから値段を提示したら「500ペソだ!」と言ってきました。このとき私は冗談じゃないと思いました。500ペソじゃGrabより高いじゃないかと。そこで私は"500 pesos!? It's too expensive."みたいなことを言ったら、そこからドライバーはダンマリでした。そこからどれだけこちらから値段交渉してもダンマリ。英語での交渉にはある程度自信があったのですが、黙られてしまっては何もできません。これはフィリピン人あるあるなのですが、怒ると黙ります。黙られるのは苦手なので、できるだけフィリピン人を怒らせないようにしたいなと思う日々です。
ダンマリしてからはドライバーは、グングンスピードを上げて、深夜のセブを爆走し出しました。今、マリカやってるんだっけ?って突っ込みたくなるほどのスピードで、どんどん前の車を追い抜いていきます。もともと乗り物苦手なので、正直生きた心地がしなかったです…
爆走した結果、目的地までは15分足らずで付きました。支払いのタイミングになって、自分が提示した300ペソと相手の提示した500ペソの中間を取って、400ペソ払うよと申し出ました。そしたらドライバーが"You don't have to pay . It's up to you”みたいなことを言ってきました。私はびっくりして"So you mean you don't accept money?"って聞き返したら、"I accept it"と言って400ペソを彼は受け取りました。一体何だったんだろう。
正直この経験からもうタクシーに乗るのはやめようと思いました。メーターを使ってくれないなら、タクシーに乗る意味がないからです。確かに深夜料金的なものがなさそうなので、素直にメーターで走るとドライバーからすると割安すぎるという気持ちもわかります。ただだからと言って2倍の料金を払うのは正直きついですし、利用者からすると、じゃあGrabでいいよとなってしまいます。

Grabの乗り方

Grabの経験談について話す前にGrabの使い方について簡単にシェアします。まずはGrabアプリをインストールします。

サインアップ時におそらく携帯番号の認証が求められると思うので、旅行者の方などは事前に日本でインストールとセットアップしておくのをおすすめします。もし事前にインストールしてこなかったとしても、AhamoやPovoのように海外ローミングに対応したプランをお使いの場合は、SMSを海外でも受け取れると思うので、それで認証できると思います。それでも無理な場合は、現地の番号付きのSIMを買うのが良いと思います。フィリピンでSIMを買うのはとても簡単です。

日本でもタクシー配車アプリなどを使ったことがある人は勝手がわかると思いますが、基本的には今いる場所と目的地を入力をするとルートが表示されるので、問題がなければ、予約確定ボタンを押します。

GrabTaxiとGrabCarの違い

Grab利用時に注意して欲しいのが、GrabTaxiとGrabCarの違いです。GrabTaxiはいわゆる普通の白色タクシーをGrab経由で呼ぶ方法で、GrabCarは一般の乗用車を呼ぶ形です。この二つの最も大きな違いは事前に料金が確定するかどうかです。以下の画像の通り、GrabTaxiの方は料金に幅があるのに対して、GrabCarは固定料金が表示されていることがわかると思います。

GrabTaxiは料金に幅がある

GrabTaxiの方に小さく説明が載っているのが見えるでしょうか?「メーター料金+70ペソお支払いください」と書いてあります。このように通常GrabTaxiは、タクシーを呼び出す料金が別途かかるため、普通に流しのタクシーを利用するより通常割高になります。これが市内などでは、できるだけGrabより通常のタクシーを利用することをお勧めする理由です。

一方でGrabCarの料金は固定です。一見すると、幅があると言ってもGrabTaxiの最大料金は、GrabCarの固定料金より安いため、GrabTaxiの方が割安に利用できるように見えます。実はこれが罠なのです。なんと予約時に表示される料金は確約されていません!あくまで実際にかかったメーター料金+70ペソが請求金額になります。ネット記事などでは、予約時の2倍の価格を後から請求されたというような怖いケースも載っています… ただ勘違いしないで欲しいのは、市内で乗った場合は、高額請求されることはほとんどないと思います。繰り返し強調しておきたいのは、タクシードライバーの質がセブ市内と空港(特に深夜)で全く異なることです。市内でタクシーを使った場合に悪い経験をしたことは今のところ一度もありません。

空港近辺にいるタクシードライバーに信用が全くない私は、空港から乗る際はGrabCarをおすすめします。

GrabCar経験談

空港から市内への移動3度目はGrabを使うことにしました。多少割高になっても、安全運転をしてくれることが何よりも大事だからです。GrabCarは前述の通り、料金が事前にわかるのでとても安心して利用することができます。料金は360ペソでした。

乗り心地は最高でした。GrabCarは割高なため一度も利用したことはなかったのですが、タクシーとは異なり丁寧な運転ですごく安心できます。日本のタクシーくらい丁寧な運転です。この乗り心地なら納得の価格です。

まとめ

以下の理由から深夜のセブ空港から市内への移動は、タクシーよりもGrabCarがおすすめ!

  • 値段交渉が不要で適正価格で乗車できる

  • 深夜であっても安全運転で目的地まで運んでくれる

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