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ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

 よくよくあなたがたに言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のまま…

『ウィトゲンシュタイン哲学宗教日記』イルゼ・ゾマヴィラ編 鬼界彰夫訳

一九三〇年四月二六日  いくばくかの勇気なしには、一度たりとも人は自分自身に関するまとも…

ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章』

少尉とはすでにしばしば、いろんなことを話した。とても気持ちのいい人間だ。名うての悪党とつ…

太宰治『人間失格』

 まったく、その子供の笑顔は、よく見れば見るほど、何とも知れず、イヤな薄気味悪いものが感…

三島由紀夫『仮面の告白』

美――美という奴は恐ろしい怕かないもんだよ! つまり杓子定規に決めることが出来ないから、…

三島由紀夫『金閣寺』

 こういう風に、金閣はいたるところに現われ、しかもそれが現実に見えない点では、この土地に…

町田康『告白』

 安政四年、河内国石川郡赤阪村字水分の百姓城戸平次の長男として出生した熊太郎は気弱で鈍く…

ドストエフスキー『罪と罰』

「話はゆっくりしましょうよ!」  そう言うと、彼は急にどぎまぎして、真っ蒼になった。また…

バークリー『人知原理論』

表紙人間的知識の原理にかんする論考 第一部 この論考においては、懐疑主義、無神論そして反…

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』: 第一次世界大戦と『論理哲学論考』

1914年8月21日 少尉と僕は、折に触れて、あらゆる可能な事態について話し合った――非常に感じ…