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ハイリスク・ハイリターンを目指す?地道にコツコツ稼ぐ?スピード勝負にでる?いいカードを待つ?夏を沢山感じて


「なつのたからもの」というゲーム


山札から一枚ずつめくっていって、同じ種類のカードが出たら「なにも取れずに強制終了」(バースト制度)というチキンゲームが主な要素。だけれどそんなギャンブルだけで終わらせない ”彩” が各所に映える手軽で親しみやすいカードゲーム。

終了条件の2種類のどちらを狙うかでゲームの方向性を左右するようなイメージもあるので、その時にプレイする相手の好みや状況によっても表情を変えそうです。


どんなゲーム?


☆6歳以上推奨
シンプルなトランプゲームのようにルールが簡単で、ルールだけなら幼児レベルでも理解できる子が多いと思います。さらに、頭を使わない遊び方も、軽く頭を使ったあそび方もどちらもできる、6歳から大人まで誰でも楽しむことができるファミリーへの良作。

☆2人~5人まで遊べる
※BGGにて約50人が投票した結果、4人がベストと考える方が多いですが、そのほかの人数でも楽しめそうという投票でした。後述するイベントカードについては、2人よりはもう少しいたほうが楽しそうだと感じます。

☆15分で遊べる
終了条件が2種類あるので、どちらで終わるかで時間が変わるゲームです。全員がじっくり高得点カードがでるのを「待つ」派だと、少し長引く傾向にあります。


何ができれば遊べる?


0から7までの数字の理解をしていると遊べます。
ゲームの意味をわかったうえで「勝ち」を目指すにも、足し算ができれば考えることができます(*^^*)


子どもと大人の能力差は?


得点源と現況のバランスを計算し、さらにカウンティングもし始めるととたんにその差は開いてしまいますが、小さな子どもと遊ぶ時にはサクサク進む感覚を大切にしてプレイしてもおとなもそれとなく楽しい、そんなゲームだとよく言われています♪


子どもへのおすすめポイント


次をひいたらどうなるかな?どのカードくるかな?というドキドキ感を気軽に楽しめるゲーム。こどもは大盛り上がりです。

「ほしいカードきた~~❤」と喜ぶこともある、「好きな絵だ~♪」と楽しくなることもある、「きゃ~!ひかなければよかった!!」「あ~💦かぶっちゃった~」と残念になることもある!というわが娘。ドラマがそこに生まれているようです( *´艸`)

だけど、1回終わるとちょっと考え始める。あれ?これ小さい数でもセットをつくったらいっぱい点数もらえそう?と…。そこからこどもたちの白熱したプレイは始まる…❤(8歳未満でも、こうすれば得点あがるかも♪が雰囲気でわかりやすいやさしいゲーム)

親へのおすすめポイント


①勝負一回がとても短いのですが、何回も繰り返し遊びたくなるような軽くて考えどころ(勝つために試したくなる要素)がいっぱい。なので、今日は1ゲームだけ、とか、今日は誰かが何勝するまで!など時間の調整がしやすいのが親にとって助かります。

②引くかやめるか!?というギャンブル要素があるはずなのに、日本語版の「なつのたからもの」がなんだかなごんでほのぼのした気持ちになるのは、きっと幼いころの夏休みを思い出すような絵柄のせい。
こどもたちは、どんな風な思いでこのカードをみてるのか気になります。ゲームをきっかけにこどもたちの楽しい日々を聞いてみてもいいですね!



column③ 国語の基礎力の要素と臨界期

昔、有名進学校を目指す小学生が集まる塾の、これまた”個別サポート”のための塾という塾に、講師をするべく研修にいったとき、、教室長から「子どもたちの国語力」の基礎力の要素と臨界期について話を聞くことができました。

高評価な受験著書もある彼から「高学年の段階で国語の基礎力のない子どもに、そこからできることは実はない。そこからできることといえば小手先のテクニックを使えるようにすることだけ。」という衝撃発言が。何百人もこどもたちをマンツーマンで見てきた彼にだから、経験値から言える統計的なことだったかなと思います。

これはわりと多くのところで言われていることですが、国語力というのは、「感情を伴う経験」と、「経験や考えを聞いてもらう(アウトプット)する機会」の質と量で決まるんだそうです。

それを幼児期から10歳くらいまでに行ってきたこと、これが国語の基礎力となるんだそうです。言われてみれば納得の話。だけど、誰しもがなかなかに忙しない現代、こどもの話をいつもゆっくりと聞く時間、、あるかな?
私は普通なら難しかったとおもいます💦

でもボードゲームしてると、、会話もアウトプットの機会も、感情の動きも、、増える~~~❤

結局は塾より、家族や友人と心深くやり取りがある中で楽しく過ごすか、、ということのほうがずっとこども時代を豊かにする=将来が豊になると思っています(*^^*) とはいえ、人間のミラーニューロンのパワーは凄いから、、なにごとも ”親が真剣に人生を楽しんでこそ♪” かもしれません。


考えどころがわかりやすいルール説明

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    基本のやること
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手番が来たら、山札からカードを開いて(開かなくてもいい)
バーストしなかったら、その場から1枚を選んで獲得する。

それだけ!!

◇バースト◇
場に出ているカードと同種の絵柄が出ること。
同じ柄のカードが出てしまったら、そのカードは捨て場に破棄。その手番ではなにももらえません。

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   終了条件にフォーカスする
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このゲームには二つの終了条件があります。(どちらかを満たしたら終了)

①山札の最後一枚をひいたら(そのターンは行わずに)終了。
②誰かが10種類の絵を集めてそれを宣言したら(宣言者に⊕10点)終了。

ここから何が言えるのか?

★カード一枚一枚の点数は低くても、素早く10種類を集めきってゴール!みんなが高得点を狙って点数を伸ばせずにいる序盤のうちに、ボーナス10点をもらってゴーーーーーール!!

をするのか?

★カウンティングをしながら、高得点のカードを狙いつつセットコレクションも提示して王道で勝負!!

をするのか?

ということです。
もちろん、どっちがうまくいくというようなこともなく、完全に偏って勝てるかどうかも怪しく(笑) 都度ほかのメンバーとの状況の中でバランスを取りながら考えていくと、勝率があがる。かな?多分(笑)

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   ポイント伸ばしにフォーカスする
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ポイントの取り方も2種類(10種類コンプリートのボーナス除)

①バーストのギャンブル要素
手番に山札をめくり、バーストしなかったら場からカードを1枚とる。そうして集めた手札の同種の一番高いポイントだけが点数になります。
  例:花火の絵を7点と4点と2点の3枚持っていたら、花火の点数は7点。

②セットコレクション要素
3枚同じポイントのカードが集まったら、自分の前に3枚セットで公開して10点にする。0ポイントのカード3枚も、7ポイントのカード3枚もセットコレクションとして開示すると、同じ10点。

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   イベントカード
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このほかに、ちょっと場を盛り上げる?イベントカードがあります。
これは正直、好みで使っても抜いてもいいんじゃないかな~?と思うカード。

①ひきぬき →他プレイヤー1人を選んでカードをひきぬきもらう。
②おねだり →他プレイヤー1人を選んでその人が選択してもらえる。
③はっけん →バーストするまで山札からカードを開く。バーストしたらそのカードを破棄するのは同じだけど、バースト後に場から好きなカードを獲得できる。

※サイトによって、このイベントを行った後に通常手番を行うというサイトもありますが、ルールには特にそういった明記はなく、不明です。

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イベントカードは使うとしてもカードに何をするか書かれています。
要するにルール説明は手番にやる超かんたんなこと、と、終了条件と得点の取り方だけ、というゲームです(*´▽`*)♪


写真付きで簡単にイメージさせてくれるシンプルな紹介がとってもお気に入りなページ「ハンドマン」さんのページをご紹介♪


ルールのダウンロード

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◎下記は、日本語化をしてくださったニューゲームズオーダーさんの商品紹介ページと、最下部から詳細ルールのダウンロードもさせてもらえます(*^^*)

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