上野科学博物館の企画展が、最後のお土産コーナーまで見逃せない理由。
平面の世界より実物を。歩くと脳も活性。
長男の頃から、科学館や自然園にはずいぶんお世話になりました。
東京に住んでいたメリットの大きな一つだったように思います。
特に国立科学博物館の特別展は、NHKと連動していることも多く、博物館で視る、感じる、体験する、それをテレビで視る、本で読む。を3重でしたりしていました。
この順番、無意識だったんですが、学ぶ場をデザインし始めてからこの「順番」の大切さに気付きました。
特にそれは、小学生にこそ言えると思いますが、大人にも通づると思います。
初めて入る世界、親しみのない世界を「文字」で追うのは一部の脳しかつかわないため、とても集中しづらいですよね。また、2次元のモニター画面でみるものには、実感が伴いづらい。
物語などを読んでいるとき、世界に入り込むまでに少し時間がかかることがあるのを知っているんではないかと思います。TVでも、本までではないとしても、やはり多少あると思います。
それはどちらも人間にとって、「減少した感覚からの情報」だからかなと思います。
科学館に行く方が楽しそう。とは誰しもなんとなく思うと思うんですが、やっぱり、「人間の感覚はすべて使ってこそ脳がバランスよく働く。」というのが想像以上にあるんじゃないかと思っています。
目の前に立体感をもって世界が広がっていること、それは大人が想像するよりも、多感なこどもたちにはずっと大切なことのような気がします。
そしてもうひとつ、脳の働き的にとても大切なのが、「歩くこと」らしいのです。いつかの企画展だった、グレートジャーニーの医師が、「人間は歩くことで人類になった」(手指をつかうことではなかった!)ということを伝えていて、感覚の大切さをお話ししてくださっています。
余談ですが、、人は歩くことでほとんどの病気が治せるようになっている、とか、歩けば健康でいられるとか、坐っている時間は寿命を縮ませる、、とかいろいろ言われています。気になる方は調べてみてね!
博物館は、歩いてたどりつき、歩きながら「みる・さわる・よむ」
それを全部同時にしていることって、数ある学びの中にも、なかなかないんじゃないかなと思います。
子どもにとってのリアル。
近かは、植物展にいってきたんですが、、子どもたち的には、あまり興味がないテーマだったみたいで、最初ぶーたれていました。
が、、世界一臭い花のにおいを再現していたり、大きさを再現していたり、逆さに生える植物をみたり、、それらがこどもたちの表情を豊かにしていました。
「これ、テレビでやってたらみる?」
「みな~~~~い」
と。やっぱりテーマには興味ない。博物館も、「面白い!」ってことではなかったみたいだけど、実は、最初から最後まで、ぜ~んぶ、目を凝らしてみていました。
こどもたちにとっては、大人が考えるよりも、その目の前のリアル。であることは、ずいぶん大切なようです。
テレビで視たら全く興味がなかったようなことも、博物館だから、「なんだろう?」「こんなものが!?」という、心動かされる出来事となるようでした。
企画展のお土産コーナーが最高の理由。
企画展に行ったとき、絶対に最後チェックするのが、こちら~~~
物は増えてほしくないのですが、、
どんな本が出ているのか、こんなにも、ひとつのテーマで一堂に集まることはなかなかないので、科学館のスタッフの方に感謝しながら、家族で物色。
絵本から、大人向けの本、芸術所までが幅広く置いてくれているので、本当にこの本のリストアップというのは、最高のお土産だと感じます。
何冊かは、購入してさしあげたい、、と思うのですが、、だいたいは、メモしてかえって、図書館で借りさせていただいておりますm(__)m
今回も、企画展、お世話になりました!
100チャレ006
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