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馬鹿の居る場所

美しい音楽は人生を浄化してくれる。私は、なんて良い人生を全うしてるんだろう。誰かに否定されたことも、誰かの悲しい話も、全部が自分の根っこから吸い上げられて木の実みたいに実っていく。都会の街を歩いて見上げた空みたいに狭かった青が、タワーとかマンションとか高いところから見た景色みたいに開けた。これが躁だと私は感じてる。ああ、また始まる。

感覚はいつも過敏で、友達と自分が違う人間であること、恋人と自分が違う人間であることさえ細胞ひとつひとつの気持ちについて考えてしまって無限でかなり苦しい。電車に乗ればこんなに人が生きているのも怖いし、一緒に働いている人は無理して笑ってくれているのかとも考える。そして最終的にはこんなことを考える自分が嫌いになる。それでも自分を面白いと励ましたい。そう励ましてくれる人も側にいるから。

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