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ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~|これ観たよ[1]

この記事は表題の映画作品についての感想を書いているため、まだご覧になっていない方々にとってはネタバレになる可能性のある内容を含んでいます。

実話を元にしたヒューマンドラマ

元々自分は「舞台裏」ということばに弱いところがあります。いろいろなアーティストのライブもそのものの映像よりもメイキング映像の方がワクワクしているかもしれません。

この映画の元になっている話はメディアを通じてかなり前から知っていたのですが、その「舞台裏」が映像としてどんな感じで描かれるのかを楽しみに観させていただきました。

長野オリンピックにおけるジャンプ団体での悪天候による中断、そしてテストジャンパーたちの活躍による再開が当然クライマックスになるであろうことは最初からわかっていたわけで、そこに至るまでの主人公(田中圭さん)やその回りにいる人物たちの思いや葛藤がどう描かれているのか注目ポイントになりますかね。

2時間弱という上演時間の中でそこを掘り下げていくのは難しかったのか、出来事をつないでいくドキュメンタリーのような印象が少なからずあったかもしれませんね。その辺りは映画の性格上やむを得ないことなのかもしれませんが、スキーの仲間・ライバルとの関係か家族との絆のどちらかに絞って描いた方がもう少し際立ったのかもしれません。

そんな中でテストジャンパーの中にいる唯一の女性ジャンパーの思いが思いのほか伝わってきたのは良かったと思っています。今でこそ高梨沙羅さんのような女性ジャンパーは一般的に知られていますが、そもそも女子種目が存在していない時代の話なので彼女の放つ言葉の重みは胸を打つものがありました。演じていた小坂菜緒さんもとても好演だったと思います。

これを観た上でジャンプを観戦しにいくようなことがあればテストジャンパーたちにも注目してエールを送ってみてはいかがでしょうかね。その中に未来の金メダリストがいるかもしれませんよ。

2022年12月24日
Netflixにて鑑賞

拙文失礼いたしました。

作品情報

補足情報

  • ヘッダ画像は素材サイト「ぱくたそ」さんの画像を利用させていただいています。

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