【ゲームレビュー】ファイアーエムブレムエンゲージ「if好きなら間違いない良SRPG」【ネタバレあり】
※本レビューはネタバレを含みます。
【評価/10点】
8点
【良かった点】
・グラフィック
前作ファイアエムブレム風花雪月のグラフィックからさらに進化していて、ムービーシーンでも綺麗だと思えるモデリングだった。
キャラデザは人を選ぶだろうが私は好き。
・SRPGとしての歯ごたえ
難易度はハードクラシックでプレイしたが、壁役以外が敵の攻撃をまともに二回くらうとだいたい死んでしまうぐらいのシビアさであり、一ターンで周辺の敵を倒しきれるよう悩むのがとても楽しい。
また、無限増援マップも多く、各面の最後までシビアな戦闘を楽しむことができた。
ノーデスクリアの際に特に難しかったのが以下の章:
‣DLC神竜の章 チキ加入マップ
無限増援(有限という情報も)とチキがモブ竜にHP付与するのがキツイ
‣10章 邪竜ソンブル
マップ前半オルテンシアの火力と攻撃範囲がキツイ
‣17章 砕かれた平和
四狗(特にセピア)の攻撃範囲が広すぎてキツイ
‣21章 帰還
後方からの無限増援がキツイ
‣25章 最後の門番
後方からの無限増援の数が頭おかしくてキツイ
・エンゲージがもたらす戦略性
今作の目玉要素であるエンゲージの戦闘におけるバランスがとても良い。
出し惜しみするほどではなく、ターンの最初からエンゲージを切っていってもよいが、調子に乗って切りすぎると欲しい時にエンゲージカウントがたまっていないという感覚になっている。
全部で12ある紋章士の指輪すべてに役割があり、どれも腐ることがない。
特に強いと思った紋章士は以下:
‣シグルド
化け物じみた移動力とオーバードライブによる複数体攻撃がつよい
‣カムイ
竜脈(炎)による敵の足止めと竜穿砲のフリーズ付与がつよい
‣ベレト
計略:女神の舞で4人再行動は若干壊れているぐらいつよい
【イマイチだった点】
・ストーリー
あまりにも先が読め過ぎてしまって驚きがない。
また、戦闘前会話は敵と近距離で呑気に会話しているシーンが多くお芝居感がぬぐえない。
・戦闘準備が長くなりがち
戦闘前に行えるアクションは風花雪月ほどは多くないものの、支援稼ぎ、訓練、料理、アイテム拾い、持ち物整理などやろうと思えばやることが多く、隅々までプレイしようと思うほど苦痛に感じてくる。
二週目はルナティックでやる場合、ソラネルの行動はある程度縛ってやろうと思っているほど。
プレイ時間
70時間(ハードクラシック、ノーデスクリアまで)
まとめ
シミュレーション要素や世界観が充実している風花雪月よりも、戦闘重視のifが好きな私からすると、とても楽しくプレイできた。
ストーリーについては酷評されているが、正直ifよりは出来がいい気がするので特に気にならなかった。
戦闘以外の要素(ソラネルでのアクション)は風花雪月よりはあっさりしているが、それでもやることが多く、少し苦痛に感じた。
備考
採点基準
10点:人生が変わるレベルのゲーム体験。買え!
9 点:超良作。買うべき。
8 点:良作。興味があるなら買ってほしい。
7 点:問題もあるが、総合的には面白い。買っても悪くないと思う。
6 点:平凡だが遊べる。が、特に勧めはしない。
5 点:面白い部分はあるが、総合的には面白くない。
4 点:面白くない。
3 点:プレイするのが苦痛。
2 点:まともにプレイできない。
1 点:1点以下をつけることはおそらくない。
筆者のシリーズプレイ歴
・暗黒竜と光の剣
・紋章の謎
・if
・echos
・風花雪月
ifから入ったニワカなので覚醒、聖戦、封印、烈火あたりはやりたいなぁ・・・。
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