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「ミュージシャンが(なぜか)書きまくってきた寄稿コラム集」

週末を家で過ごす人も多いと思います。
今まで自分が色々なサイトに寄稿させてもらった文章をまとめました。
ゲーム、映画、ドラマ、Youtube…、多種多様なエンタメがありますが、その中でも「文章でも読んで過ごしたい」というちょっと奇特な方の選択肢の一つになれば幸いです。

「おタク男子の処方箋」(恋愛・人生相談)

『ar』WEB連載「おタク男子の処方箋」
"おフェロ女子"や"雌ガール"などと言った自粛しないワードセンスが光る女性ファッション誌『ar』にて、2年前に突如始まった「恋愛、人生相談」の連載です。
いまだに謎だけど、色々なところから熱めの反響をもらう連載で、現在通算100回を超えて、ぶっちぎりの最多連載となっています。
こちらの処方箋は、用量、用法を守って正しくお使いください。

100回もあるとおすすめ回選びが難しいので、100回記念で読者や担当さんが選んでくれた人気回を載せておきます。

浮気した彼をピシッと懲らしめる最高の方法

ついに決定。”可愛いね”って言われた時のベストな返し!

なぜ? 付き合う男が毎回クズです。助けて!

おタク男子のカバンの中身が小2すぎる


「サブカル風来坊!!」(カルチャー全般レポート、対談)

『SPICE』連載「サブカル風来坊!!」

「おタク男子の処方箋」が最多連載なら、こちらは不定期ながら最長連載。
e+が運営する「SPICE」にて、エンタメ系に寄せたレポートや対談が中心の、趣味と実益を兼ねてる系連載です。
「その題材に興味が無くても、雰囲気は楽しんでもらえる」原稿を心がけてきました。
いくつか、おすすめ回も選んでみます。

バーザムの真実に迫る&岡本英郎全仕事史インタビュー前編
バーザムの真実に迫る&岡本英郎全仕事史インタビュー後編

中でも思い出深いのが、ガンダムやゴジラのデザイナーとして活躍した岡本英郎さんとの対談回。

岡本さんが80年代にデザインしたMS「バーザム」は、(設定画がコピーで劣化した結果)股間部分のパーツが凹なのか凸なのか分からないという「ガンダム界の長年の謎」で、フィギュアには両方のパーツが付くという異例の事態となっていました。
僕は個人的に岡本さんと交流があって、その部分が凸だという証言を聞かせてもらったため、長年の謎に終止符を打ち、改めて岡本さんの仕事全般の記録を残したいと考えました。
この回は反響大で、いまだにWikipediaにその辺の顛末が載っていたり、まー印象深い回です。
(岡本さんは現在、映画監督として活躍しています。チェックしてね)

マジック:ザ・ギャザリング 八十岡翔太に訊く“プロプレイヤー”の世界
自分はこの数年間、世界最古のトレーディングカードゲーム「Magic:The Gathering」にハマり倒しています。(目を瞑ると、MtGのカードが浮かんくるくらいには)
これはそのハマりはじめの頃に、世界最高のプレイヤーの1人である八十岡翔太さんにインタビューさせてもらったという光栄な機会です。
八十岡さんは同じ人類とは思えないマジに凄いプレイヤーで、今読むと恐れ多くもあるのですが、「無知に勝る勇気は無い」って感じです。

マジックについてはKAI-YOUにもコラムを書きました。こちらは「カードゲームって何だろう」という内容になっているので、カードゲームに興味の無い人も読んでもらえたら嬉しいな。
『MtG』巨大トーナメントにバンドマンが参加してきた! 今だからわかるTCGの魅力

もう1本、個人的に読んでほしいのが、この「音声ガイド」に関する記事。
映画『光』にも出てくる「音声ガイド」ってなに? 映画の「視覚障害者向け音声ガイド」の現在を体験してきた【前編】

映画『光』にも出てくる「音声ガイド」ってなに? 映画の「視覚障害者向け音声ガイド」の現在を体験してきた【後編】
視覚障害を持つ方が映画を楽しめるように、"言葉"で映画を解説するのが「音声ガイド」というシステム。
この存在を知って、"言葉"と"視覚"の関係に激しく興味が湧き、実際に音声ガイド制作のワークショップに参加させてもらったレポートです。
様々な価値観に触れた、貴重な貴重な時間でした。

そしてSPICEでは、初期から「ウルトラマン」シリーズに関する対談を色々やらせてもらってます。
小中和哉監督、森次晃嗣さん、石黒英雄さん、青柳尊哉さん、高橋健介さん、乙一さん…。
『ウルトラマン超闘士激伝』の原作者、瑳川竜こと三条陸先生。

そして、円谷プロ・塚越隆之社長(現会長)との対談は、就任後初メディア露出ということもあって反響が凄まじかったです。
円谷プロ 新社長 塚越隆行 就任後初独占インタビューで「ウルトラマンの未来」を語る

SPICEには企画を色々通してもらったり、本当に好き勝手やらせてもらってるなー。ありがとうSPICE。

「ウルトラマンは電子コラムの夢を見るか」(特撮系対談)

『TSUBURAYA・GALAXY』連載「ウルトラマンは電子コラムの夢を見るか」
昨年創刊された円谷プロダクションの公式メディアでの連載です。
毎号、円谷プロに関わるクリエイター氏との対談をさせてもらってます。
GALAXYは有料のWEBマガジンなんだけど、これがタイムリーなことに創刊1周年で半年分が無料で読めます。フー!

遠い目をして「人生何があるかわからない」と言うのは使い古されたクリシェだけど、ミュージシャンが円谷プロのメディアで連載したりイベントに出ているっていうのは遠い目をして「人生何があるかわからない」。
特撮に関しては基本的にただのファンなので、題材に対してファン目線で一緒に楽しめるような切り口になるように毎号考えてます。

ちょうど新作「ウルトラマンZ」が発表されたので、その師匠・ウルトラマンゼロ関係の回を。

ウルトラマンゼロ10周年記念 岩田栄慶スペシャルインタビュー


「サイケデリックな偏愛文化探訪記」(サブカルチャー系コラム、全9回)

『日刊サイゾー』連載「サイケデリックな偏愛文化探訪記」

なぜか芸能ゴシップごりごりのサイゾーから執筆依頼が来て、「やっぱりアイドルのゴシップとかに触れないとダメなのかしら…」とドキドキしながら、ぜんぜん関係無いネタで書いた全9回。
近年、いわゆる純粋なコラム連載というのが実は珍しくて、書きたかったネタをフル投入できて楽しみながら書いた記憶があります。
おすすめ回も多い。

「ポケモンカード」とシゲルくんの話

「ラーメンは減点法の食べ物」である
※この回、めっちゃお気に入りなのだが、担当さんから「次回は違う感じでお願いします」と言われた思い出深い回。

「昭和最大のミステリー」下山事件を読み解くブックガイド

“ゴジラ映画史上最大の異端児”坂野義光監督に捧ぐ『ゴジラ対ヘドラ』にまつわるエトセトラ

ポケモン映画20周年記念作『キミにきめた!』に隠された、初代脚本家・首藤剛志の“幻の最終回”

追悼・トビー・フーパー! 伝説のホラー作品『悪魔のいけにえ』の撮影現場は、映画以上の地獄だった!!

あらためて読み返して、なぜサイゾーに載っていたのか理解に苦しむ部分はあるが、ほとばしる熱意が感じられる。
正直そんなに反響もなかったため短命で終わってしまったが、こういったコラム連載もまたやりたいです。


「火星から来た漫読家」(漫画系コラム、全30回)

『Skream!』連載「火星から来た漫読家」

タカハシヒョウリ先生の初々しい処女連載がこちらの漫画コラム「火星から来た漫読家」です。
好きな漫画を紹介するという連載で、初めての依頼に喜びながら書きました。そういう喜びが溢れているところと、あとタイトルも良いなと思います。
100万年ぶりに読み返したので、おすすめ回。興味があるやつをどうぞ。

銀河鉄道999

花輪くんがかっこいい話

漫画買いの作法
漫画買いの作法2

吾妻ひでお『アル中病棟』とホームレスの話

黒歴史にOK!と漫画家を目指していた話

男はガンダムが好きな話

『あずみ』

『ドラゴンボール』はベジータだろ!

カナダツアーの合間に玩具を買う男

岡崎京子がまったくわからない話

久々に読んで、連載が4年以上続いていたことにも驚いたし、あと「笑わせよう」っていう意志が強くて今より文章面白いんじゃないかって思いました。最近こういうの書いてないな…、精進します。



気分に合った物をピックアップして読んでもらえたら。
暗くシリアスな方へと傾きそうな世の中ですが、こういう時こそ、クスっと笑えるコラムなんかが世界のバランスをフラットに近づけてくれるんじゃないかと思います。
長々とありがとうございました。

そして久々に自分の文章を読み返して、随分色々と書いてきたな、と感慨深かったです。
また色々書きたいモチベーションが上がってきたので、拡散やサポートで応援してもらえたら喜びます。

サポートいただいたら、美味しいもの食べたりして、それで培った元気とやる気で、また面白いものをお届けします。