私的台湾旅行記:2日目の2:高雄の「麵線焿」で麺線をいただく
※一覧は上のリンクからどうぞ。2016年10月26日~30日の話なので、記憶はものすごく曖昧です。細かい部分はフィクションだと思ってください。1台湾元は4円弱くらいだったと思います。
宿の「あひる家」に荷物を置く
高雄に着いたら、とりあえず荷物を置くために今日の宿へチェックイン。目指すはメンバーの誰かが見つけた「あひる家(鴨家青年旅館)」という日本人経営という噂のゲストハウスだ。
そこは基本的に二段ベッドが並ぶドミトリー(相部屋)だが、貸し切りにできる5人部屋があり、男衆はそこを使って、あとで合流するあきやまみみこさんはドミトリーを使っていただく予定となっている。
ということで、宿に向かってテクテクと歩く。距離はバスを降りた場所から2~300メートルと近く、スマフォとレンタルWi-Fiがあるので道に迷うことはない。歩きスマフォをしていると、バイクに引かれそうになるけれど。
高雄は台湾南部で一番栄えている街で、すごく活気に溢れていた。ようやく人間が活動する時間になったからという気もするが。
宿に着いたのが朝8時過ぎなので、チェックインには大分早いが、現地スタッフの方がいて、とりあえずフロントに荷物を置かせていただけた。ありがたや。ここでちょっとした問題が起きるのは、部屋を確認してからとなる。
ロビーでちょっと休憩しているうちに、高雄空港に今朝到着したあきやまさんも合流し、ようやく観光らしいことのスタートだ。
ぶらり高雄散歩
メンバーが揃ったところで、散歩をしつつ朝ごはんが食べられる店へ移動する。台湾の朝といえば麺線ということで、あきやまさんだったか河井さんだったかが調べてきた「麵線焿」という店へ。
私は台湾の飲食店について何も調べてきていないので、基本的に付和雷同させていただくが、一応旅の目的がいくつかある。
一つ目はテナガエビの釣り堀だ。日本ではまず聞いたことがないけれど、タイや台湾にはテナガエビを釣って食べる釣り堀があるらしいのだ。
二つ目はサバヒーという魚。東南アジア全域で愛されている魚なのだが、なぜか魚介類大好きな日本人がまったく食べようとしない謎の魚を調査したい。
三つ目は夜市。台湾各地に屋台が集まる夜市というものがあるらしく、それにいってみたい。これはメンバー全員が狙っているはず。
そんな野望の一つ目は、なんとここ高雄の街中、宿から200メートルの場所にあるので、ちょっと覗いてみることにした。テナガエビ釣りに興味があるのは釣り好きの小松さんくらいなので、あとで別行動となったタイミングで来る予定である。
どんな場所だろうと訪れてみると、一昔前のゲームセンターとかバッティングセンターみたいな薄暗さがあり、ダンディな高雄のおじ様たちが朝から竿を出していた。なるほど、これは楽しそうな場所だ。夜に来たらおっかないかな。
「麵線焿」で麺線をいただく
9時過ぎに「麵線焿」へと到着。いま地図で確認したら、宿や釣り堀からは線路を挟んで反対側だったので、結構な距離を歩いているな。
ちょうど誰もお客さんがいないタイミングだったので、6人が問題なく入ることができた。メニューは麺線の「大碗」と「小碗」のみと超シンプル。見落としているだけかもしれないが。注文すると、パクチーを入れるかの確認をされた。
台湾はステンレスのテーブルが多い気がする。ヒヤっと冷たい感触が、熱い地域にふさわしいのだろうか。シンプルに丈夫で拭きやすいからかな。
スープはとろみがあって甘みがあり、台湾らしく八角の香りがしっかり効いている。胡椒、黒酢、鰹節、干しエビ、ウスターソース(っぽい何か)といった味がするような。
麺は平打ちでかなり短く、豆腐のような食感。麺というよりはスープを食べるための具といった印象。柔らかいエノキみたいだ。これを箸ではなくレンゲですくって食べる。ご飯にかけて食べたいかも。
ちょっと疲れた体に麺線の滋味が染み渡る。これはよい朝ごはんだ。
沖縄そばに通じる、暑い土地で愛されるあっさりした麺類かな。
麺線を堪能したところで、次の目的地へいこう。
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