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ド級のリトライを感じろ 2024年2月8日分


・今日は全部が凪の日、全凪Dayだったので友達から押し付けられた借りたドリトライの感想を書きたいと思います。ちなみに友達は、先週の土曜日にドリトライを買ってその翌日に自分に押し付けた貸したので、所持してる時間が長いのは自分の方なんですよね。

・もっとちなむと、その友達はネタとかじゃなく“本気ガチ”でドリトライにハマってるんですよ。嘘だと思うじゃないですか、本当マジです。その友達の本棚には『家庭教師ヒットマンREBORN!』と『IDATEN翔』と『ドリトライ』と少量の『ケロロ軍曹』しかないらしいです。本当に申し訳ないけど、キショすぎます。


・この日記はそんな友達に贈る物なんですが、批判的な意見もちゃんと受け入れる人間なので忖度せずにちゃんと感想を書いていきます。そっちが本気なら、こっちも本気にならにゃあいけませんからね。


・まず、全体の感想としては『つまんなくはない』でした。はい、つまんなくは無かったです。でもこのつまらなくなさは2巻で終わったからだと思っていて、もっと続いていたら読むのをやめていたと思います。2巻という長さで突き抜けてくれたからこそ、よくまとまっていたと感じました。


・よくまとまっていながらも、ここがなあって所も沢山ある漫画ではあったのも事実ですね。まず主人公が割とイカレてるせいで、後々出てくる狂人キャラの味が薄く感じてしまうんですよ。狂人だけど、その狂人よりも狂ったことを主人公が素でやってるから影が薄くなってるんです。

・あと、途中からいきなり『超次元ボクシング』にシフトしたのも「ん?」と思ってしまいました。初戦の相手や主人公と同じ組の激強ボクサーは“まだ分かる範囲”なんですけど、2人目の相手から急に超次元になって、ラスボスなんて海を割ってましたからね。

・一応2人目は“カウンター使い”ということになってましたが、にしては異次元過ぎてました。こういう漫画で大切な所って、個人的にはリアルさとありえなさの比率と、比率が崩れた時の説得力だと思っていて、残念ながらこの漫画はその説得力を出す前に突き抜けてしまった印象ですね。

・でも長く続いていたら、もっと遅い展開になってたんだろうな。感覚的な話になって申し訳ないんですけど、何がダメかは分からないのに進行がもっさりしてるんですよ。この漫画。特に序盤から中盤のもっさり感が凄かったです。逆に終盤の連載の終わりが見えてる時期に描かれた部分は、それが全く無くて面白かったです。1番最初に『つまんなくない』としたのは、終盤の面白さがあってこそでした。


・割と厳しめの感想になってしまってますが、好きな所もちゃんとありました。一部ネットで話題のあのシーンも、前後の文脈を見ると熱いシーンになってて割と好きな所でした。

・あと一貫性があるのも良かったです。最初から作者が言いたいことに芯があって、全体を通して全然ブレてなかったのはかなり推せるポイントでした。その伝えたいこともめちゃくちゃに分かりやすくて、全部心にまっすぐ入ってくる感覚がありましたね。

・あとこの、1巻『大神青空』と2巻『心の強さ』も好きです。この2つの言葉にドリトライの全てが詰まってる。美しさすら感じます。


・全体を通して熱いシーンが多くて、考えるな感じろを体現したような漫画でした。個人的にはまあ好きって感じですね。全然嫌いじゃないです。ですが…、って感じでした。ジャンプで追ってた別の友達が「全然面白く無い」と言ってたんですけど、そんなに言うほど面白く無くなかったです。多分単行本で読んだ方がこの漫画の良さが分かる。

・最後に雲母坂先生の次回作ドリトライに期待して、この日記を終わりたいと思います。

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