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THE LOST GENERATION(無料版)

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ニュースからサブカルまで、氷河期世代に関するトピックをお届けします😄
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#氷河期世代

2040年のコロナ世代たちへ

コロナ世代  今年度の大卒求人倍率が昨年度の1.83から1.53(6月時点)に下がった。これは2008年のリーマンショック後を超える急激な下げ幅だ。1年上の先輩が売り手市場の中で就職を決めたことを考えると当事者はやりきれない思いだろう。この国では学校を卒業するタイミングで人生がほぼ決まってしまう。日本企業の頑迷な新卒信仰は一度卒業してしまった学生を評価対象とせず、たとえ第二新卒枠で応募があっても新卒より劣るものと見做すからだ。さらにコロナ禍が長引けばその第二新卒枠も無くなり

とっちらかった自己紹介-その1-

こんにちは。皆様。まことと申します。 えー氷河期世代のサバイヴ術としての起業についてnoteを書いていこうと思ってるのですが調べなきゃいけないことがあってちょっと停滞してます。 なので、自己紹介をまずしておくべきだろうと思ってですね、ペコペコキーボード叩いてる次第です、はい。 私のことを一言でいうとですね、「教育学部で物理学をガッツリやった元農家の元教育起業家で、今はプログラミング教室の校長やりながら、アプリ開発してる」人間です。はい、ぜんぜん一言で言えてないですね。

氷河期世代 アルバイト地獄変(3)

無茶な撮影所入り泥沼ロケでひどい目に遭ってしまったものの、「大部屋俳優」というバイトに興味と関心を持ってしまった私は、事務所社長から次の撮影依頼が来るのを楽しみに待っていた。 社長から電話があった。「明日、撮影をやるから撮影所に来て欲しい」という依頼である。撮影会社S竹のスタジオがあるのは京都市内の帷子ノ辻(かたびらのつじ)で、太秦のT映の隣の駅のすぐそばにあった。社長の話は続く。「明日は朝6時半に撮影所入りで」。 私「社長、大阪からでは6時半には間に合いませんよ」。 社長

「大卒」とは何か?

 「大卒」という言葉を聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか?過酷な受験戦争を乗り越えた証?人生を優位に切り開くためのパスポート?もし今あなたがそのような想像をしたとしたら、ここから先の記事を読んでほしい(図は男女別大学進学率)。 大学進学倍率 現在、大学進学率は約55%と言われている。実に2人に1人以上が大学に進学する時代だ。あなたの時代はどうだっただろうか?恐らく同年代の3〜4人に1人くらいしか大学に進学できなかったと思う。もしあなたと同年代の人がどれくらい大学に進学し

報道されないコロナ禍の東京と再び犠牲になる氷河期世代

この記事をおすすめしたい人は ・コロナ禍のリアルな東京を知りたい人 ・氷河期世代 1970年~1984年生まれの人 毎日毎日コロナに関連するニュースが報道されています。しかし報道はもう視聴率を稼ぐ為の「煽り報道」になり果ているとしか思えません。 私は就職氷河期世代なので「また氷河期になるのか」と少し怒りにも近い思いを持ちつつ、日々不安にかられながらも、何とか生き抜く事を常に考えています。 就職した時から明日はどうなるか分からない感覚で働いてますから、もう何かが麻痺している

氷河期世代 アルバイト地獄変(2)

ロケ地へGO!真冬の京都。すっかり日は落ちていた。撮影内容を全く知らされないままに私たち大部屋俳優は移動することになった。「まぁいいか」という適当な気分で先輩方についていくと、20人乗りほどのマイクロバスが停まっていた。どうやらこれでロケ地へ行くらしい。 ロケバスに乗り込んだ瞬間、私の目に入ったのは車内一面に敷かれていた青いゴミ袋であった。イヤな予感がしたが、鬘(かつら)と衣装を付け、小銃や刀などの小道具を準備をしているのだからそうそう無茶なロケはないだろう、というのが私の予

氷河期世代 アルバイト地獄変(1)

30代になってアルバイトをした理由両親からの強い説得と、母の病気、私のうつ病という事情があり、私は東京から大阪の実家に帰った。正社員として内定していたIT企業での職を辞退してだ。 帰郷前の両親は「ゆっくり療養に専念すればよい」と言っていたが、いざ帰ってみると、「就職活動はしないのか?」「いつ働くのか?」と圧力をかけてきた。とてもゆっくり療養どころではなかった。 しかし私の「心の状態」は、正社員として働くには少々不安定だった。私はひとまずアルバイトや派遣社員で日々の糧を得ようと

氷河期世代問題から忘れ去られる学歴差別と希望の音楽と

氷河期世代問題と言ってまずイメージされる人物像と言えば皆さんは、どんな人を想像するだろうか?一般的なイメージを言えば高学歴大卒男子の事ではないだろうか? マスコミや世間が騒いだのは、せっかく受験戦争を勝ち抜いて苦労?して創業して手に入れた「大卒」というパスポート(印籠?)が無意味になってしまった事にショックが大きかったから大騒ぎしたのが当時の印象だった。 そもそも学歴信仰労働市場から排除されていた身(自身は高校中退。つまり中卒。)からすれば、何を今更感が強かった。その違和

政治が命を選別するとはどういうことか?

選別はすでにおこなわれている そもそも私たちはすでに選別を受けている。冒頭の図をご覧いただきたい。日本の政治は長らく少子化対策には消極的だったため出生率は減少の一途を辿っている。とりわけ氷河期世代は第三次ベビーブームの牽引役となるはずだったが卒業年が不況と重なり希望通りの就職ができず、雇用も不安定だったため家庭を築くことはおろか結婚もしていないという人が他の世代に比べて多い。これはこの世代の遺伝子をなるべく残さないように政治が命を”選別”したと見ることもできる。このように表面

転職者必見!学歴・職歴フィルターの真実

知ってて絶対に損はしない情報です。 先ず初めに、就職氷河期は学歴フィルターの壁にぶち当たった最初の世代ではないでしょうか。 団塊世代の親からすすめられ「とりあえず大学」が、いざ社会に出てみるとバブル崩壊の影響で就職率が悪化、学歴フィルターで「ふるい」にかけれらた世代でもあります。 氷河期世代の親の中心世代である団塊世代は、中卒でも楽に就職出来て、高卒でもホワイトカラーになれて景気の上昇気流に乗れた世代なので、学歴フィルターって言われてもピンとこないでしょう。 この記事では募

氷河期世代の”わたしの履歴書”

 私は大学を1997年3月に卒業しました。いわゆる就職氷河期世代です。1995年の晩秋から1996年の夏が就職活動の日々でした。当時はまだインターネットは普及していません。学内の就職部や新聞等で情報を集め、200社以上に手書きの資料請求ハガキを送り、30社以上の会社説明会に参加して、書類選考が通った企業の面接を受けました。1996年の7月に2社から内定をもらい、東京に本社がある外資系IT企業に入社することにしました。苦労はしましたが、なんとか新卒で正規雇用の会社員になることは

「新氷河期世代へ旧氷河期世代が伝えるサバイブ術ーその1ー」

「新氷河期世代にむけて旧氷河期世代が伝えたいこと」就職難時代が再来しようとしている。こんな時代だからこそ、いま就職活動をしている20代のあなた達に伝えたいことがある。これから起こる新卒採用市場の激変で君たちは疲弊し、罵倒され、自身の尊厳を深く深く傷つけられることになる。去年までの売り手市場は一変し君たちは採用担当者に値踏みされ買い叩かれる。採用されたあとも理不尽は続く。孤独と重圧の中ですりつぶされて使い捨てられる。そんな未来がもうそこまで来ている。 これは脅しではない。僕ら