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あなたがもし、お店でパンを落としてしまったら…

Vol.737


日本の農作物のものさしが
『規格』ではなく『個性』に変わり
自分に自信を持って生きる
最高に輝く生産者であふれる日本にする!
まずは拠点の宮崎から!

農産加工チャレンジャー
田中陽一と申します。


知ってましたか⁉️
5月ももう終わりです😊 
早いですね〜。

もう6月。
上半期終わりですよ〜!

ひょっとこ堂は
まさにこれからが
最盛期を迎えます。


まあ、年中なのですが😁


そんな今日は結構真剣に
この話題❗️


パンを買いに来た幼い女の子か
謝って複数のパンを床に落としてしまって
そのままレジで精算して悲しそうに帰っていったという話


コメントでは
『かわいそう。お店が冷たい。』
『交換してあげるべきでは?』

というコメントがあったようで
わかんなくも無いけど
『私は商売をした経験がないけど』という

文言も添えられていた…
両方の立場になるのは
稀なケースでしょうが


美談としては
『落ちたパンを取り替えてあげる』
というのが良いと思うけど


じゃあ必死な経営の中で
女の子がパンを落としたら…
そのパンは廃棄になるのか…

その廃棄のロス費用は
パン屋さんが持たないといけないのか…

正直、経営難の中で
そんな状況に遭遇したら
正直辛い…負担できないよ…


田中ははっきり言って
それはお客さんの責任で
しっかり支払って頂きたい。


100円のパンを買った時、
お客さんはお店に100円支払いますが
お店は100円儲かるわけではありません。


パンを作るための原材料
人件費に光熱費や家賃、制服代に
袋などの資材のお金などなど

それらの『原価』を
パンの、売り上げ100円から
差し引いて『利益』が生まれます。


仮に100円のパン1個で
利益が30円だとしたら
原価は70円です。


もし1個のパンを落として
ロス(廃棄)になってしまったら
1個の原価から得られる利益が消えます…


2個売れたら
200円の売り上げで
60円の利益のはずが

1個売れて1個廃棄で
100円の売り上げで
30-70=-40円の利益となります…


つまり赤字です。


一日にパンが1000個売れるなら
1個の廃棄はロス率といって
あらかじめの廃棄可能性に入っているかもしれません。


それでも、この1個は重いんです…

田中も実は子供の頃に
同じような経験があります。

実家の目の前にあった八百屋さん。
そこに小さなガラスの冷蔵庫があって
そこにグリコの牛乳やプリンが売ってありました


大好きなヨーグルトを買おうと
冷蔵庫の扉を開けると
触ってもないのにプリンが落ちてきて

床に落ちて容器が割れてしまいました…
本当に触ってないのに…

買いたいヨーグルトでは無いので
子供ながらに色々考えながら
冷蔵庫に戻そうとしていると

八百屋のおじちゃんが
『これは君が落として壊したんだから
買わないといけないよ』と言って

手に持たせたので
わざとじゃないことを
伝えたけど話にならなくて…

結局泣きながら買って帰ったのを
この記事を見て思い出しました。

だから子供の気持ちもわかるけど
でもやっぱり、モノの価値は
わかんないとダメだと思う。


クレームだ返品だと
顔が見えないから
言いやすい時代ですが

地方の事業者は
マジで命かけて商売してますので
そこは尊重されるべき。


正直、この記事のコメントを読んで
腹が立ってしまったので
思ったことを書かせて頂きました😁



それでは今日はここまで、
また明日お会いしましょう😁

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