見出し画像

ひょうたんじま’22 10月(三陸地おこの活動報告)

 10月も後半に入って一気に気温も下がってきました。秋はいろんなところでイベントが開催されていましたね。協会主催のイベントは何気になかったものの、毎週どこかしらのイベントに顔を出していたような月になりました。

1.安渡地区大運動会

~10月9日(日)~
 12年ぶりに開催された「安渡地区大運動会」のお手伝いをさせていただきました。
 担当したのは、各競技に使用する用具の準備・片付け。当日エントリーの割に手の込んだ競技が多いので、こちらも競技者がやりやす用にセッティングを考えて準備しました。
 自分自身、中学生以来の運動会。また、練習なしの当日エントリーとのこと。実際に人は集まるのか、競技は成立するのかヤキモキしていました。が、当日はどこからともなく人が集り無事に開会、各プログラムへと進みました。当日エントリー制ながら、きっちり出場者が決まり(担当係員お疲れ様です)、始める前にレクチャーが行われ、競技スタート。こんな流れながら、出場者も観客も徐々に盛り上がって、普通に運動会になっていました。
 震災以前は、地区ごとでチーム対抗戦を行っていたそうな。今年は一応紅白対抗となりましたが、ほぼフリーの集団だったので、競技中は紅白対抗戦で盛り上がりながらも、会場にはほんわかした雰囲気が終始漂い、天気にも恵まれ、復活運動会に相応しい一日になったと思います。

 終了後の片付けも、誰からといわず参加者も一緒になって片付けが行われ、あっという間に終了しました。これって観光交流協会でイベントを担当する身としては、とってもうらやましい光景なのでした。
 片付けが終わると安藤公民館の体育館にて懇親会。こちらでは汁物とごまごはんが振舞われ、写真にはないですが、今回応援に駆けつけてくれた三重県鈴鹿市?のメンバーからトンテキも振舞われ、皆で舌鼓を打ちました。私は一足早くお暇させていただきましたが、かなり盛り上がったようです。
 この復活の大運動会にについては『【復興への羅針盤】12年ぶりに復活した地域の運動会 取り戻す“心のつながり”/大槌町』としてIBC岩手放送でも放送されています。(下記動画参照)
 個人的にも30数年ぶりに運動会の雰囲気を味わうことができました。大きな盛り上がりを目指すより、続けていってほしいと思うイベントでした。来年行なわれる際には、ご興味のある方、地域関係なく、当日エントリー可能ですので、観光でいらっしゃる方も、ぜひ参加してみませんか? 

IBCのニュースで流れました

[準備]運動会と言えばこれ、旗の準備
[準備]看板と旗は必須
[準備]ボール転がし用のボールに空気を注入
開会式
道具準備のチェック
玉入れ準備。まさかあんなに入れるの下手だとは…
当日エントリーとは思えない参加者
綱引きは自然と力が入ります
参加賞はこの野菜 (笑)
懇親会会場
いただいた汁物(なんだっけ?)とごまごはん


2.藻場再生活動

~10月14日(金)~

初参加緊張… この後洗礼が…

 ダイビングライセンス取得後、初めての藻場再生活動に参加しました。午前9時(早々ちと遅れた…><)吉里吉里漁港集荷場から出発、野島エリアへ。

野島外洋、遠くに鯨山

 最初のダイビングは、くまさん細谷さんによる調査ダイビングで、調査場所が野島から少し外洋へ出たところだったため、波が結構ありそこそこの揺れに。その時点ではまだ大丈夫だったものの、野島の内側、船越湾内に入り、活動場所に来た時には身体の中があやしい雰囲気になってきていましたが、ダイビングに支障をきたすほどではなかったので、初めてのバックロールエントリーを体験しつつ、初めての藻場再生活動に臨みました。
 野島近くに浮かんでいるブイから海底へエントリーし、海底のブロックにドリルで穴を開け、ボルトを特殊な粘土で固定する作業を行いました。海中もうねりがあるため、初心者の自分は中性浮力を確保するのが大変で、なかなかボルトのところへ行けない状況が続きましたが、徐々に慣れていき、数個でしたが設置に協力できました。

海中での作業

 1回目の作業を終え、浮上し、タラップを登ろうとしたら機材の重さをいつも以上に感じ、何とか船に上がりましたが、それからなかなか動けない。完全に船酔い状態に入ります。休憩中に回復を待ち、一度はいけるかな?と思ったのもつかの間、動くともうダメ… 残念ながら2回目の作業はお見送り側に。そのまま、陸に戻るまで酔いとの戦いになりました・・・(^_^;)
 初めての活動は、ほろ苦~いデビューとなりましたが、初心者は結構船酔い洗礼を受けるようで、徐々に慣れていければと気持ちは前向きにw

今回設置したボルト


3.岩手大槌サーモン講座(盛岡第三高等学校)


講座会場

~10月18日(火)~
 盛岡第三高等学校の生徒が大槌町を訪れ、おしゃっち多目的ホールにて、大槌町役場のサーモン黒澤こと産業振興課の黒澤さん(通称サーモン黒澤)より、岩手大槌サーモン養殖の取組について、講義を受けました。講義後は、岩手大槌サーモンの刺身を試食しました。
 自分は、会場準備と片付け、試食の準備などをサポート。高校生にはなかなかハードルの高い内容も含まれていた印象でしたが、大槌サーモンの刺身の試食会に入ると生徒も活き活きしだし、一口ほうばった瞬間、足をじたばたさせて美味しさを爆発させる生徒もいたりして、やはり実際に体験することが一番なのだなと変なところで学びを得ましたw

質問に答えるサーモン黒澤
試食用の岩手大槌サーモン(協力:たかのり海産)
おいしかった岩手大槌サーモン
舌鼓を打つ生徒


4.吉里吉里海岸清掃体験(厨川中学校)

海岸清掃風景

~10月19日(水)~
 厨川中学校の生徒が教育旅行で大槌町を訪れ、吉里吉里海岸清掃を体験しました。
 当日は、海岸での受け入れ準備と、清掃補助、でたゴミの回収、一時保管場所への移動をサポート。
 ゴミ拾いについてはあまり乗り気でなかった生徒も、マイクロプラスチックの情報は知っていたのか、浜に打ち上げられた海藻の塊に紛れているビニールの紐のかけらを見せながら話しをしていると、我も我もとその小さなごみを漁りながら拾ってくれました。
 最後はしばし静かな波とたわむれ。少しは思い出になったのかな。

吉里吉里海岸に集合
浜辺に散らばりゴミ拾い
小さなゴミを探す
最後はしばし波と戯れ?


5.歴史文化交流会 その2
 「小鎚神社の三つの古文書」刊行記念学習会


~10月22日(土)~

チラシ表
チラシ裏

 小鎚神社の古文書を解読した本の刊行に伴い開催した学習会。昨年の仏像展覧会を「おおづち通り歴史文化交流会その1」と位置づけ、今回はその2として、ぐるっとおおつち主催で開催しました。
 観光交流協会は今回共催となり、私の方で、チラシ作成、後援申請、会場借用調整、当日の運営サポートを行いました。開催の話しがあったのが1か月前、ちょうど大槌まつり開催の前だったため、実際に動けるのは9月最後の週ぐらいからで、10月の広報へのチラシ折込みはさすがに間に合わないと考えて一ましたが、9月末までに交流すれば印刷が間に合うということが分かり(ネットプリントめ有難迷惑や!)、突貫でチラシを作成することに。ここで、頑張ってくれたのが同じ地おこの喜嶋君。無理なお願いを引き受けて2日ほどで上記に掲載したようなクオリティーのチラシを作成してくれました。おかげで町民への周知度が絶大の広報への折込みが可能になりました。あらためて、キッシーありがとー\(^o^)/
 その後、ぐるっと側からプレスリリース、協会はHPとSNSを通して周知、PRを行いました。
 そして当日。秋のイベントが多い時期にどれだけの来場者があるのか。いいとこ50人くらい集まればと思っていた中、約90人もの来場者がありました。(現状の関心度からすればまずまずだと思っている自分)

 学習会の内容ですが、大槌の歴史に初めて触れる人にはハードルの高い、コアな部分に入っていったので、中には取り残された人も多いでしょう。
 それでも今回の小鎚神社の古文書の解読で、これまでわかっていた史実の確証や新たに判明したこともあり、イベントとしてはとても有意義な内容だと思います。
 役場も来年度は、(自分としては)念願の文化財専門員が誕生?しそうな状況なので、大槌町も本格的にこの郷土財の掘り起こしに本気になればよいと思っているところです。(してくれないと困る)

進行役の佐々木さん
主催したぐるっとおおつちの小向会長の挨拶
会場にはたくさんの来場者
成果発表をする佐々木氏
スクリーンを使って成果発表する田口氏
Q&Aの様子①
Q&Aの様子②
展示された文化財
学習会の後は文化財観賞
あちらこちらで談義がはずむ
古文書を眺める来場者
十王舘家の不動三尊像
三井親孝揮毫漆箔扁額[正一位稲荷宮]
地蔵菩薩立像(中央)・十王坐像・脱衣姿坐像・閻魔大王坐像
展示された文化財①
展示された文化財②


6.地元ツアー客の受入れ

~10月26日(水)~

 地元で小さな観光会社運営する同級生が、東北ツアーに大槌町を盛り込んでくれた。春の東北ツアーで遠野まで来たところに出向いて、話しをしたところから、今回企画してくれたものだが、日程が10月の下旬、大槌町や沿岸部にとって一番何もない季節、松茸も終わるころだし、紅葉もようやく変わり始めるころ、ウニも終わってるし、牡蠣や毛ガニはこれから。
 「なんて時期にツアー組んでんだ!」って言いたいところでしたが、企画をしてくれただけでもありがたい。今回企画するツアーは「とことん岩手を極める3日間~前沢牛、三陸の幸、冷麺・じゃじゃ麺・わんこそば~」と題したツアー。以下、大まかな日程。
【1日目】静岡出発 ー 世界遺産中尊寺 ー 昼食(前沢牛しゃぶしゃぶ御膳)ー 世界遺産毛越寺 ー 猊鼻渓遊覧船巡り ー 宿泊(休暇村気仙沼大島)夕食(港町会席)
【2日目】宿出発 ー 道の駅高田松原 ー 昼食(さんずろ家)ー おらがの震災語り部ツアー ー まごはち商店(ホタテの殻剥き体験と特産品の試食と買い物タイム)ー 宿泊(三陸花ホテルはまぎく)夕食(大槌町郷土芸能鑑賞)
【3日目】宿出発 ー 花巻の宮沢賢治童話村&記念館 ー 昼食(盛岡三大麺)ー 小岩井農場バスツアー ー 盛岡レトロ町並み散策 ー帰路へ
 この中、2日目のコースについて自分がアテンドしました。

 当日まで、さんずろ家、おらが大槌夢広場、まごはち商店、そして協会メンバーに所々ご協力いただき、準備を進め、長文メールを送ってはひと言の返答しか返ってこない同級生に🔥しながらも、何とか受け入れることができました。
 昼食会場のさんずろ家で、あまりにも黙食状態なツアー客に、この先大丈夫だろうかといきなりの不安を抱き、バスに添乗と同時に「あとよろしく」とマイクを渡され冷や汗し、震災語り部では予想以上に風が強くなったことに怯え、蓬莱島が満潮時で渡ることができないと残念になり、やっとホタテ殻剥き体験・お土産試食会場へ付いたと思ったら、試食の準備まだ終わっていなく焦りまくったりといろんなことがありましたが、夕食時に勇壮に舞う虎舞を観て感激するツアー客を見ていたら、すべての所業が浄化されました。

 結果、ツアーの皆様には、なんとか一応の満足感を得ていただき送り出すことができました。しかし、うちの同級生、バスに乗ったらマイクを手渡しあとヨロシク状態はないぞ、おいこらっ!(noteは見てないと思うので、地元に帰った時にヤキいれますw)。あとから聞いた話ですが、ツアー客には一生懸命な気持ちは伝わったそうな…(いいのかそれで…)
 所々皆様の御協力のおかげでなんとか気持ちよく送り出すことは出来ました。大槌での団体ツアーの受入れ方の実験モデルにはなった気はしています。
 こんなツアーですが、もし興味ある旅行会社、エージェント、個人の皆様、大槌町観光交流協会(TEL0193-42-5121)まで
 あとはふるさと納税やまごはちECサイトに反応があればうれしいのですが…

さんずろ家での昼食
震災語り部城山公園希望の灯の前で
大槌の街並みを見ながらのガイド
ホタテの殻剥き体験
夕食会場立花支配人からの挨拶
郷土芸能虎舞披露(城山虎舞)
勇壮な舞
お客さんの元へ
あらぶる虎
笹がみの舞
迫力の舞
客前大サービス
手踊り①
手踊り②
ご披露ありがとうございました


7.薪まつり(吉里吉里国)

~10月29日(土)・30日(日)~  

チラシ

 ピザ作り講座に出たことがきっかけで今年はお手伝いに参加しました。準備は午前中で終わると予定表では見ていたのですがwww
 テント設営、机・イス配置などを行い、ランチ後、ピザの生地作りが始まったのは夕方差し迫った時間でした。300枚分の生地作りを5人で行ったので、思ったより早く終わりました。しかし、師匠はさすがです。手に生地が全然つかない。自分は手に付いた生地に四苦八苦でした。準備が終わって撤収するころには夕暮れに。

 イベント当日は、午前中、もうお馴染みになった駐車場係(将来心配ないなw)を行った後、ピザ作りの助っ人に。自分はピザのトッピング係に。生地を伸ばし、オリーブオイルを一回し。バジルソースやミートソースを伸ばし、お好みで玉ねぎ、トマト、パプリカ、きのこ(なんだっけ?)を載せ、その上からチーズをまぶし、ベーコン、ソーセージ、バジルを載せ、粉チーズ、オリーブオイルを掛けたらかまどへ投入。2~3分で美味しいピザの出来上がり。スペシャルピザは大槌鹿のジビエピザ。出来上がった300枚のピザは順調になくなりました。
 薪まつりには、吉里吉里国に関係する多くの方々が来場しました。私のようなお手伝いにも遠方からいろんな人たちが集まりました。片付けも吉里吉里国スタッフと集まった仲間たちで。ピザ作り、何気に楽しすぎた。大変ではあったのだが、また、来年と言われればやりたいと思っている。
 夜の反省会がまた楽しかったですね。興味を持った方、来年、お会いしましょう。

会場準備①
会場準備②
ピザ生地づくり
粉付きまくり
さすがの師匠
楽しそうな看板づくり
会場づくり完成(午前中予定が夕方やん)
若者?仲良くランチ会(前日準備にて)
蒔まつり入口~
チェーンソーアート
ピザ師匠
大槌鹿のピザ
ミートソースピザ自作
焼きの際に具が・・・T T
お振舞いの肉汁~
お馬さんポクポク
片付けをみんなで
fairafric のチョコレート(1枚700円なり)


8.ふるさと納税

 今年に入っていろいろ動いているふるさと納税。年末に向け、いくつもの取り組みが行われいます。楽天市場ふるさと納税も、巨大な楽天市場の中で大槌町の返礼品が埋もれないために、出店返礼品を増やすべく登録作業に日々追われています。
 個人的にはいろんな思いがありますが、協会担当として頑張っているメンバーをサポートすべく、また、出店事業者のサポートをすべく取り組んでいきたいと思います。

 「岩手大槌サーモン」がやっと出品の運びとなりました。ぜひ、一度ご賞味ください。↓↓↓↓↓↓↓↓↓

~ふるさとチョイス~

~楽天ふるさと納税~


9.Reファームプロジェクト


 今月の活動。
~10月8日(土)~
 ハウスでの土づくりに参加。いろんな堆肥をブレンドして土づくり。
 勉強になります。と言いつつ頭に入っていないという (><)

牛ふん堆肥
バーク堆肥・勇気石灰・醗酵鶏ふん堆肥
それぞれの堆肥を適量蒔いていく
耕運機で混ぜていく
オープンハウスは大根とほうれん草が順調
大きくなれ
美味しくなれ


以上。


■ ふるさとチョイス(大槌町ふるさと納税サイト)■
~新しい返礼品ぞくぞく登場!~


■【楽天市場】大槌町のふるさと納税 ■
~ 楽天ポイントも溜まってお得! ~


■ 大槌孫八郎商店HP ■


★大槌町観光交流協会HP★


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?