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ウィーン国際空港の裏側を、ゆるキャラと一緒にガイドツアーで探索!

ウィーン国際空港は、ウィーンに来る人なら誰でも通る空の玄関口。ウィーンから18キロ南のシュヴェヒャートにあり、ウィーン市街地からシティ・エアポート・トレインCATで16分、車で30分の距離ととても便利です。

そんなウィーン国際空港の中を、ガイドツアーで見学してみました。

ツアー参加者はまず、空港とは別の建物にあるビジターセンターVISITAIRに、指定時間に集合します。ここで荷物をロッカーに預けたり、内部の展示を見たりして出発時間を待ちます。

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今回は子供向けのツアーに参加しましたので、ウィーン空港のゆるキャラ「フォローミー」くんの解説と歌付きでした。その特徴的な声と印象的な歌で、子どもたちに大人気。大人向けツアーはゆるキャラ以外の内容、コース共に子供向けコースと同じです。

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子供向けの空港の説明。左の黄色い人形がフォローミーくん。

まずは、ビジターセンター内でのガイドさんの空港概要の説明を受けます。その後で見学用のバスに乗車し、今度はフォローミーくんの元気な車内アナウンスと、飛行機マニアなバスの運転手。さんが、ツアーのルートや空港の役割、飛行機の種類などについて詳しく楽しく解説してくれます。

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空港というセキュリティが厳しい場所のツアーですので、見学ツアーは全てこのバスで行われます。敷地内に入る時と出る時のセキュリティチェックの時に限り、全員車内から出て金属探知機を通り、また全員戻ってから再出発となります。

空港内部に入ってまずやってきたのは、飛行機の修理場。巨大なハンガー(駐機場)の中では、オーストリア航空の飛行機の修理や整備を行っていました。

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次は、プライベートジェット駐機場。アラブの富豪や政治家などのプライベートジェットが停めてあります。一日レンタルするだけでも一財産飛んで行く飛行機たちです。

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滑走路を間近に通るので、こんな迫力の風景も見れてしまいます。

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次にやってきたのは、空港警察と消防エリア。空港専用消防車や警察ヘリを間近に見ると、そのかっこよさに車内の男の子たちから歓声が上がります。

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更に、バスはカーゴ倉庫を経て、通常の旅客機エリアに入ります。このエリアは空港利用者にとっては見慣れた風景になりますが、作業員や専用車を間近で見るのも楽しいものです。

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飛行機発着場側から、空港の建物を見るとこんな感じです。中央部分の屋上(黄色い屋根のあるところ)は、展望テラスになっています。この展望テラスは、当ガイドツアーとのコンビチケットで、割引料金で入場できますので、ツアー後の見学も可能です。

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このようなルートでウィーン国際空港をグルッと回り、また元のビジターセンターに戻ってきます。セキュリティチェックにかなりの時間がかかりますので、全体の所要時間は1時間ほど。

空港内ガイドツアーの開始時間は不定期のため、事前予約(http://www.viennaairport.com/visitairtour)が推奨されています。また、セキュリティの厳しいエリアを見学するため、刃物などの危険物や飲み物は、ビジターセンターのロッカーに預けることをお勧めします。また、セキュリティチェック中の写真撮影は禁止されています。

いつもお世話になっている空港ですが、普段見ることのできない裏側を覗いてみると、更に親しみが湧いて、空の旅が楽しくなるかもしれませんね。

(2016年3月執筆)

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