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オーストリア/プラーター遊園地の冬のマーケット

11月末からウィーンの夜を彩るクリスマスマーケットですが、クリスマスイブの午後にほぼ全てが閉店してしまう中、一部のマーケットは1月初めまで営業しているものがあります。

その中でも、1月6日の公現祭の祝日まで楽しめる、クリスマスマーケットの延長版とも言えるのが、プラーターのウィンターマーケットです。スタートも11月中旬と早く、時間も他のマーケットに比べて夜遅くまでやっているので、気軽に楽しめるマーケットです。

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今年は、年始のゆっくりした時間を狙って、一度覗いてみることにしました。駅からもほど近く、道中プラーターの観覧車が見えるのもなかなかロマンチックです。

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マーケットや観覧車だけでなく、周りの遊園地の遊具のライトアップなどもあり、独特の幻想的でロマンチックな雰囲気が醸し出されています。

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このクリスマスマーケットは、プラーター全体の古き良き時代の雰囲気を踏襲して、ハプスブルク帝国終演期のアールヌーボー的なイメージで構成されています。

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プラーター遊園地入ってすぐの「観覧車広場」を取り囲むように、マーケットの屋台が並び、主に食べ物や飲み物を提供しています。お土産屋や手工芸品は、他のマーケットに比べて少な目ですが、ブルゲンラント州やシュタイヤーマルク州などからの出店もあり、オーストリア中の美味しい特産品が食べられる趣向になっています。

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また、ウィーンのクリスマスマーケットは、マーケットごとにグリューワイン(ホットワイン)用マグカップが異なるデザインなのですが、このプラーターのデザインのマグカップもとても可愛く、思わず欲しくなってしまいました。グリューワインを注文するときは、ワイン代(約3ユーロ)にカップのデポジット(2-5ユーロ)を含めて支払い、カップを返却するとデポジットが戻ってくる仕組みになっています。

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一部の遊具は営業していますので、マーケットついでに遊んで帰るもよし(プラーターの遊園地は入場料無料で、乗り物ごとに料金を精算する仕組みです)、有名な観覧車からウィーンの夜景を楽しむもよし、夜のウィーンを楽しむのには絶好のスポットです。

週末は午後7時から野外ステージでライブ演奏があり、私が行った日はオーストロポップ(オーストリアのポップ音楽)のカバーバンドと、グリューワイン片手のお客さんたちが一緒に盛り上がっていました。

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年末年始にウィーンを訪れ、クリスマスマーケットに間に合わなかった方も、プラーターに来れば1月6日までマーケットの雰囲気を楽しめますよ!小ぶりながら雰囲気も良く、なかなか楽しめるマーケットなのでお勧めです。

(2014年1月執筆)

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