果物が旬の時期以外にも食べられる!フードロス削減から開発された冷凍フルーツ「零果」
気になるニュースからピックアップ。
アメリカでは、社会の課題を解決することを「かっこいい」という雰囲気があるそうです。
そんなアメリカに留学した経験と、実家のサクランボ農園のフードロス問題から、新たな商品が誕生しました。
株式会社FARMER’S代表の中川史明さんは、規格外となってしまった果物を廃棄ではなく、メルカリで安く販売することで、フードロスを減らそうとしたそうです。
ただ、規格外の農作物を安く販売することにも、リスクは存在します。
「ちょっと傷があったり、形が悪いだけで、味は同じ」ものが安く購入できることは、消費者にとっても、生産者にとってもいいことのように思えます。
しなしながら、「味が同じなら、安い規格外でいいや」という人が増えてしまうと、正規の価格で販売されている商品が売れなくなってしまうというリスクが存在しているのも事実です。
売れ残った商品は破棄されてしまうため、結局はフードロスとなってしまいます。
ただ単純に「余っているものを安く売ればいい」というだけでは解決しない問題もあるいうことですね。
仕事やビジネスでは、「付加価値」が大事とよく言われます。
これはフードロスへの取り組みにも当てはまります。
「正規の値段で販売できないから安く売る」のではなく、加工などを行い、新しい価値をつけることで、適正価格で販売するという創意工夫はとても大切なことですね。
そんな「付加価値」の重要性に気が付いた中川さんは、旬の時期に収穫したフルーツを特殊な技術で冷凍した【零果】を開発しました。
野菜も果物も、旬の時期が一番美味しいのですが、生の状態では痛むのが早い訳です。それを冷凍することで【長期保存でき、いつでも旬の果物を食べられる】という負荷価値をつけることに成功したのです。
すごいですね。
この零果は、1年保存できるものもあるそうです。
課題を解決することで、より多くの人に喜んでもらう仕事は、とてもかっこいい仕事だと感じます。
素晴らしい活動、学びに感謝です。
金賢守(キムヒョンス)
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