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【リニューアル】金属加工会社発ハレのシャコウ場の "ハレSUGATA"




まえおき

金属加工業をメインに行っている弊社では、工場で発生する端材をアップサイクル(創造的再利用)し、弊社が運営する「ハレのシャコウ場」にてアクセサリーや金属雑貨に変身させています✨
そしてこのたび、より端材の自然な形を活かした製品をリリースする運びとなりました。

”ハレSUGATA”

看板名であるハレのシャコウ場は、古い言葉である ”ハレとケ" からとっています。"ハレ” は非日常を現していて、工場に縁がない方からするとそこは非日常の空間であり、ハレのシャコウ場を通して非日常の空間を楽しんでもらいたい、 そして、”色々な人が交わる場所であって欲しい” という思いからハレのシャコウ場と名付けました。
また、今回の新製品に名付けられた ”ハレSUGATA” という言葉は、工場の端材から生まれ変わった真鍮目線での「晴れ姿」、製品を身につける人にとっても「晴れ姿」であって欲しいという思いから考えました。


さて、今回はハレのシャコウ場で働かれているAさん、Nさんにリニューアルしたハレのシャコウ場について、インタビューいたします!

インタビューの様子

今回の新製品について

新製品はどんなもの?

インタビュアー:今回リリースする製品とはどういったものなのでしょうか?

Aさん:今回考えた製品は、アクセサリーとして腕に身につけるバングル
と、廃材を切ってさらに整えたリング、そしてキャンドルホルダーです。

今回の新製品”ハレSUGATA”
端材の形を活かしたアクセサリー ♪

既存の製品との違い

インタビュアー:今までの既存の製品と具体的にどういったところが違うのでしょうか?

Aさん:今まではライトスタンドや一輪挿しなどどちらかというとインテリア系が中心だったのですが、今回は体に身につけられるアクセサリーを中心に新しく考えました。

インテリア系中心の既存の製品➀
既存製品➁ お花が映える一輪挿し✨

インタビュアー:どちらも独創的で、味があって素敵です!

Nさん:この色味は元々の廃材そのままの色なんです。


開発の中で苦労したこと

インタビュアー:今回開発するにあったて苦労されたことはなにかありますか?

Aさん:やっぱり工場の端材なので刺々しいところもあるのですが、そういったものを身につけても安全で、デザイン的にも面白く使っていただけるように考えています。
バリ(=金属加工時に発生するトゲやギザギザ)を取るのが大変ですが、手間をかけてもお客さんが喜んでくれたり楽しんでいただけるのが私は一番だと思っています。

ハレ製品の素材となる、早川工業での工場の端材。
色味もそのまま!

製品ができるまで

インタビュアー:そういった製品はお二人でデザインから設計など一から全て作られてるんですか?

Aさん:素材がある中で二人で考えて作っています。
でも、どちらかというと思い付きで、手を動かしているうちに浮かんできた発想を形にしている感じです。

Nさん:すごい設計して…というのはやったことない気がします。 とりあえず思い付きで手を動かしながら試行錯誤しています。

Aさん:作りながら、「今度これ作ってみよう」と思ったりとか、他の真鍮製品ではないものを見て「これだったら真鍮でできるかもしれない」と思うものを作ってみたりしています。

インタビュアー:クリエイティブで素晴らしいです…!
ほとんど思い付きで作られているということですが、どういったところからインスピレーションを受けてハレのブランド力につなげているのでしょうか?

Aさん:ハレのシャコウ場を立ち上げた初期の方の色があって今があるので、作っていただいた土台に私たちが色を加えて、今まで出せなかったものを出していけたらいいなと思っています。


ハレのシャコウ場の運営について

早川工業のハレのシャコウ場として

インタビュアー:今あるハレのシャコウ場を、今後どのような色にしていきたいと考えていますか?

Aさん:早川にしかない端材を活かせていけると良いなと思っています。端材だけど、私にとっては端材ではなくて材料の一つで、これを大事に展開していけると、真鍮を扱う作家さんにはない ”早川のハレのシャコウ場” として強みをつくっていけると思っています。

Nさん:早川の端材を使って、”ハレにしかできないもの” を作って提供していきたいですね!

インタビュアー:ハレのシャコウ場にしかない味を出すには、製品にも表れている通り、やはり早川とのタッグが必要不可欠なのですね!

元々の端材の形もそのまま活かす✨


早川工業との業務連携について

インタビュアー:早川との業務の連携の中で苦労されていることだったり、得られた気づきなどはありますか?

Aさん、Nさん:私たちはハレ専属で入社させていただいているため、早川の工場業務は行っていません。よってそういった苦労などはなく、むしろ皆さんが温かい目で見守ってくださって有難いです。
機械の使い方や事務的なことも教えていただけるので自分も貢献できるように頑張ろうって思います!

ハレの作業場から見える工場風景


スタッフの働き方について

急遽自宅からリモートでの参加のNさん

インタビュアー:お二人は子育てをしながら運営に携わられていて、今回もNさんはご家庭の事情でお家から参加されているということですが、普段の業務はどういったように分担されていますか?

Aさん、Nさん:分担…うーん、ありませんね(笑)

Nさん:なんとなく気づいた方がやったり、アクセサリーとかだとそれぞれのアイデアから自分のものを作るという感じなので、言われてみると特に分担はしていないです。

Aさん:あまりそこは気にしていないですね。

Nさん:「いま私作業に余裕がある状態だから、じゃ次のワークショップイベントのチャームとか作ってるね~」とか、「そっち任せるからその間に物販のもの作るね~」とか臨機応変にやっています。

インタビュアー:素晴らしいチームワークですね!


2人体制での運営と家庭の両立

インタビュアー:そういったイベンドごとで繁忙期などがあるかと思うのですが、ご家庭との両立はどういったようにされていますか?

Aさん、Nさん:できる時にやれることをやるという感じですね(笑)

Aさん:私は子育ての他に、両親を見なければいけないので、その合間合間を縫ってやらせていただいています。

Nさん:働ける日数も1週間のうちで限られているので、空いている時間に来れる時は来て、少しでも手を動かして作っています。


早川工業の多様性

インタビュアー:シフトで固められているのではなく、空いている時間で各々作業をされているという感じですか?

Nさん:○日の○曜日に来なきゃいけないとかもないので、一週間の中で来れる時に、来れる時間にという働き方をさせてもらっているので、自由に働かせていただいています

Aさん:そこもそこで新しい働き方というか、早川社長がそのように取り入れてくださっているので、ありがたくそれを使わせていただいています。

インタビュアー:私もインターンで採用活動を行っていく中でお子さんを持つ女性の活躍について注目しているのですが、早川の新しい取り組みをどんどん取り入れていく姿勢はとても魅力的だなと思います!


インタビュアー:ハレのシャコウ場で働かれていて、働き方についてしんどいなと思ったことはあまりないですか?

Nさん:そうですね(笑) むしろありがたいくらいです。
他の人にも「こういう働き方してるよ~」というと、「めっちゃ羨ましい!」と言われます(笑)

Aさん:「なんて自由なの!」と驚かれます(笑)
ただどこかでプレッシャーもあって、結果は出さないといけないと思うので仕事に家庭にと追われる時期もあったりする時はうまくバランスを取りながら続けていけるよう努めていきたいと思います。

インタビュアー:インタビュアーの私自身も、地方からフルリモートで様々なことに携わらせていただいています!

様々なことに挑戦し、新しい価値を創造する早川工業。
岐阜県のワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業にも選ばれました ♪

今後の展開と課題

インタビュアー:今後、そういったことで目標にしていることや、いずれ校展開していきたいなといったイメージは何かありますか?

Nさん:現在二人の出勤日が少なく、ハレのシャコウ場でのワークショップを停止している状態なので、もう少しワークショップを展開していけたらいいなと思います。

Aさん:ワークショップには土日をご希望されるお客様が増えているのですが、やはり家庭もあるのでそこの対応が難しいなといった課題があります。今は社長と社長の奥様に出ていただいているので、何かいい方法があったらいいなと思っています。

Aさん:製品としては、身近に手に取っていただけるサイズで、楽しんでいただけるものを作っていきたいですね。

インタビュアー:イベントに出店されたり、ネット販売もされていますが、お客様の反応を聞かれてのやりがいなど何かありますか?

Aさん:ネット販売は基本的に、ハレのシャコウ場の前任スタッフの方が運営されている "ZAO FACTORY" 管轄で行っていて、私たちはZAO FACTORYから入ったオーダー(前任者が考案した製品)を作って送るといった感じで、お客様の声が直接届かないのが現状です。
今後としては、私たちのオリジナルのものを作り、ハレとしてのネットショップを運営していきたいなと考えています。

販売をメインとする ZAO FACTRY


新生 ”ハレのシャコウ場”

Aさん:ハレのシャコウ場として新しくネットショップを立ち上げるにあたって、看板となっているロゴも新しくしていきたいなと思っていて、それを現在考えています。

ロゴ(仮)もリニューアル✨

Nさん:女性っぽくていいよね!

Aさん:アクセサリーメインになるのでどこか女性らしさをもっと押し出したいなと考えていて、以前のロゴはお花がちょこんとある感じだったのですが、新しいものはお花を大きくしてみたり試行錯誤しています。

インタビュアー:すごくハレの雰囲気に合っていて可愛らしいですね!
こういったロゴのデザインもお二人で一から考えられているのですか?

Aさん:そうですね!でも、前からあった「ドア」「花」は引き継ぎたいねと話していて、ドアは実際のハレの扉から、花は作業場にあるたくさんのドライフラワーの中から「ハレっぽい花はなんだろう?」と思ったときに浮かんだ花からイメージして描いてみました。

インタビュアー:こうやってロゴのお花ひとつでも拘りを持って作られているからこそ、ハレらしいブランドが出来上がるのですね…!

ドライフラワーに囲まれたのお洒落な作業場🥀

インタビュアー:そういったハレのシャコウ場に対する熱量はどんなところから来ているのでしょうか?

Aさん:早川工業の工場を見ながらハレのシャコウ場でワークショップができるとか、工場から出た端材を使ってモノづくりをする そんな町工場にある楽しさをハレで感じていただきたいという思いひとつです。

Nさん:物販などで、真鍮って面白いなと思っていただけて、自分も作ってみたいというワクワク感を感じでもらえるのが一番です。

インタビュアー:金属や真鍮の良さ・楽しさを伝えたいという思い、とても素敵です。


インタビュアー:販売とかビジネスというよりかは、作ることの楽しさを知ってもらいたいというところの方が大きいですか?

Aさん:本当は売り上げも気にしなくてはいけないのでしょうけれどね(笑)

Nさん:お客さんが欲しいと思うものを作ることもできるのですが、それだと「ハレらしさ」が無くなってしまうのかなと思っています。

インタビュアー:そういった心持ちからハレらしいと思いますし、そこから他の企業にはないオリジナリティが溢れた製品が出来上がっているのだなと感じました!

Aさん、Nさん:真鍮を通して、自分の手で作ることの楽しさをもっと伝えていきたいです!

定期的に行っているワークショップの様子
イベント時のワークショップの様子

おわりに

今回は、ハレのシャコウ場スタッフAさん、Nさんが再スタートさせる ”ハレのシャコウ場のハレSUGATA” について詳しくお話をお伺いしました。
ハレを運営されているAさん、Nさんとお話をして、製品だけでなく、お二人の人柄からもやさしさと温かさをすごく感じました。
このnoteをお読みになって、少しでもハレのシャコウ場の楽しさや温かさを感じていただければ幸いです!
また、ハレのシャコウ場では定期的にワークショップやイベント出展をしており、ハレのシャコウ場公式Instagramにて情報発信をしていますのでせひご確認ください!

※ハレのシャコウ場には現在エアコン設置が進んでおりません💦
ワークショップに参加するお客様の体調などを考慮し、7月・8月はワークショップを一旦ストップさせていただいております。
ワークショップしに行くぞ✨と考えていたお客様には大変申し訳ありません🙇
再開日が決定しましたら公式Instagram・公式LINEよりお知らせいたします!

ハレのシャコウ場 HP
https://www.hare-no-shako-ba.com

ハレのシャコウ場 営業時間
9:00-16:00 (不定休)
LINE・インスタ・電話にてご確認ください。
TEL:0575-22-5022



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