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読書メーター〜2023年7・9・10月に読んだ本〜

  1. ザ・ロード | コーマック・マッカーシー

  2. 夜の谷を行く | 桐野 夏生

  3. 殺戮にいたる病 | 我孫子武丸

  4. 残穢 | 小野不由美


  5. 6 | 梨

  6. ほねがらみ | 芦花公園

本当にたまたま、「カクヨム」で見つけた、というか、ネット記事で誘導されてたどり着いた「近畿地方のある場所について」を読んだ時の興奮、何じゃこりゃ?的な感覚が忘れられず、ひとまず図書館にある、いわゆるモキュメンタリーもの、がメインで。

で、自分の中で「近畿地方の・・・」ちょっと超えたかも、って思ったのが、これ。

全く、タイトルからは内容が想像つかなくて、あまりネタバレなことは書きたくないので詳細は伏せるけど、自販機の十円玉の話、テキストだけであれだけ描写させるって、ちょっとすごいなあと、しばらく震えてました。

その他のものについて、さくっと雑感を。

世の中の、息子を持つお父さん、には、ぜひ読んでいただきたい。

物心ついた頃、「赤軍」という単語が何やら世間を騒がしていて(もちろん全盛期ではないはずだが)、親に聞いたら、自分で辞書を調べろ、としか言われなかったことを思い出した。
「優しさをください」、きつい言葉だ。

筒井康隆の「ロートレック荘事件」を思い出した。
ただ、グロさは半端ない。

読んだ人によって「全然怖くない」あるいは「もの凄く怖い」と、意見が二分する本と思う、というレビュー見かけましたが、自分は前者。

読んだ方、わかると思いますけど、あのページ、の演出に尽きる。
ただ、全体的には恐怖感はなかったけど、いや、もう、あのページだけは・・・読む前、本のページ全体をパラパラってするのは、やめた方がいいです。

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