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100年前の芸術を味わってみた

今更ながら『のだめカンタービレ』のドラマを観た。その影響でクラシックに興味を持ち、コンサートがあるか調べると大学生による定期演奏会が行われれようだったので早速行ってみることにした。

定期演奏会の概要

のだめカンタービレで玉木宏さん扮する千秋先輩は指揮者。彼にとって節目節目で指揮する曲があり、それはブラームス 交響曲第1番。
通称『ブライチ』。この曲がリアルで観に行く定期演奏会でも演奏するらしい。
ブラ1は導入がかっこよく惚れ込んできたので聴けるのは嬉しい。
それにしても、相変わらずの自分の引き運の良さ。
もはやびっくりすらしなくなったな笑

定期演奏会の前に昼食で自由が丘へ行った。
Googleでブラームスと調べると
『ブラームス 自由が丘』と出てきたので検索したら自由が丘にブラームスという洋食屋さんがあるらしいのだ。
何かの縁だと思い行くことにしたのだ。

洋食亭ブラームスは自由が丘駅のすぐ近くにあった。12時くらいに行ったが待ちは1組だけで10分くらいで入店できた。

洋食亭ブラームス


おてふき

ここの名物はオムライスのようだったので、花咲オムライスを注文した。ランチはソフトドリンク付きで花咲オムライスが通常価格より少し安くなっていた。
ソフトドリンクは紅茶とコーヒーとオレンジジュース
でコーヒーを注文。数分待っている間に数日前に知ったのだめコンサートのチケットを購入。チケットは争奪戦で4つのチケットサイトを徘徊してなんとかゲット。そうこうしているうちにオムライスが届いた。

花咲オムライス
花咲オムライスのアップ

オムライスは玉子がとろとろでデミグラスソース。グリンピースが2つ乗っていた。
味は抜群に美味い。看板商品なだけある。
急いでいたのを忘れてコーヒーを食後にしてしまい、食後にコーヒーを一気飲みしてダッシュで退店した。

開演前にはなんとか間に合った。
定期演奏会とはいえ初めてのクラシックコンサート。ドキドキ。
客席は4割ほど埋まっていたかな。
今回は日本医科大学と女子栄養大学にエキストラを加えたの定期演奏会。医大はお金を持った家の学生が多いので演奏が上手いらしい。

時間になり奏者たちが並ぶ、最後に出てきたのは指揮者。女性の指揮者だった。パッとみる大きく見えたがよく見ると小柄な指揮者。指揮というポジションは指揮台もあって人を大きく見せる。

今回演奏されるのは3曲。休憩を挟んで3時間ほど。
僕が好きなブライチは3曲目に演奏される。
一曲目はモーツァルトの歌劇『魔笛』の序曲。
聴いてて心地よく個々の奏力もしっかり味わえた。
魔笛は世界でも数人しか歌えないと言われているオペラ。その序曲なだけあって聴いたはあった。

2曲目はメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。
ソリストを迎えての演奏だった。
ソリストはヴァイオリンを小さい頃からやってるんだろうなと感じ取られるほどの自信のある立ち振る舞い、そして美しさ。唯一無二な存在感だった。
ソリストのいる演奏はクラシック素人である僕にとってはとても観やすい。何事にも中心があると目移りせず注目してしまうものだ。

休憩を挟み3曲目に入る。
ブラームスの交響曲第1番が演奏される。
荘厳な重々しい音色から入るこの客はティンパニーが導入から響き渡りとてもかっこいい。そして千秋先輩がよぎる。この曲は4楽章ある。クラシックの曲は楽章がありまるで小説のよう。ファンタジックで普段聴くj-popとは別世界。歌詞が無い分囚われることがなく物語の作り方は人それぞれで無限大だ。

普段こう言ったから、静かなものを座って鑑賞する際は睡魔と戦いながら観るのだが今回は大きな睡魔は来ることなく観ることができた。
そして初めてのクラシックは凄く楽しかった。
これはハマった。絶対また行く。

定期演奏会のパンフレット

というかもうチケット買ってる笑
今月あるのだめクラシックコンサートがものすごーく楽しみになった☆
またブライチも聴けるであろう。
プロが演奏するブライチ…
想像するだけでワクワクする!

のだめクラシックコンサート

クラシックを聴きながら思った。
僕は今100年以上前に作られた音楽を聴いているのかと。
この世が変容していく中で時の流れに逆らい続けるものがある。
その中のひとつが音楽なんだなと。
クラシックを聴いている時はその時代にタイムスリップをしている。
そう言っても過言ではない。
音楽は色褪せない、変わらない、壊れない美しい芸術だ。

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