見出し画像

【起業前〜アーリーフェーズ向け】節約に役立ったオススメの制度・プログラム6選

こんにちは、zipunkの兵藤です。
先日QudenというPLG型のSaaSをβ版でリリースしその経緯やプロダクトのことを今後発信していこうと思いつつ、「note久々だし何から書こうかな〜」と少し迷っていました。

そこでふと、起業準備中の人と最近話した際に自分たちが実際に活用してコスト削減につながった制度やwebサービスのクレジットの話をしたところ感謝されたことを思い出し、せっかくなのでその内容をシェアしようということでこの記事を書いています。

弊社がいわゆるIT企業なのでご紹介する内容もソフトウェア開発に関連するものが多く、事業内容的に合わないものや既知のものもあるかと思いますが1つでも役に立つ情報があれば嬉しいです!

こんな方に特にオススメ👍
・初期は自己資金でやるしかない、でも出費は抑えたい起業準備中の方
・調達に向けてコストを抑えてアイディア検証や開発を進めたいアーリーフェーズの起業家

①認定特定創業支援等事業

1つめは『認定特定創業支援等事業』という制度です(毎回覚えられません)。

詳細は専門家のブログや自治体のHPで確認してもらいたいのですが、ざっくりいうと「国の認定を受けた自治体が定める要件を満たすと様々な支援を受けられる創業期の企業向け制度」です。

以前Twitterでもこの制度についてツイートしました。

事業を始める前にかかる出費から7.5万円節約できるのは大きくないですか?享受できるメリットとしては以下が挙げられます。

・登録免許税が15万円→7.5万円に(株式会社の場合)
・創業関連保証の特例
・日本政策金融公庫の「新創業融資制度」の自己資金要件の充足
・日本政策金融公庫の「新規開業資金」の貸付利率引き下げ
・東京都「創業融資」の金利優遇
創業助成事業(補助金)の申請要件として利用可能

(支援内容についても各自治体で詳細が異なるのでHPをご確認下さい。渋谷区の例はこちら)

ちなみに認定特定創業支援等事業の取得自体は会社設立後でも可能ですが、登録免許税軽減の支援を受けるには設立手続き時に交付を受けている必要があるのでご注意ください。

また交付の条件について、創業5年未満などの条件に加え、自治体が指定する一定の回数、期間が設けられた支援事業(研修のようなもの)を受講する必要があります。

私は渋谷ベンチャー予備校という2h×4回の講座を受講しました。
これを時間がかかると捉えるかは人次第ですが、当時1円でも節約したかったこととその後の長期的なリターンを踏まえると全然アリだと思います。

最後に、冒頭に記載したように認定特定創業支援等事業は国の認定を受けた自治体でのみ証明書の交付が可能です。弊社は渋谷区で交付を受けましたが、実際に利用を検討する際は登記先の自治体HPで制度の有無をご確認ください。

認定先の市区町村一覧
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/chiiki/nintei.html

②PR TIMES スタートアップチャレンジ

こちらはご存知の方が多いかもしれませんが、所定の条件を満たしたスタートアップを対象に設立2年以内の期間で毎月1本、累計10本無料でプレスリリースを配信できるキャンペーンです。

実はこの制度の存在に1期目に気づかず、2期目の途中からQudenのリリースに利用させてもらっています。活用できる情報を知っておくの大事、、 

③Notion Startup Pack

Notionのスタートアップ向けプログラムで、Notionの公式パートナーと提携がある場合は1000ドル分のクレジット、そうでない場合でも500ドル分のクレジットを利用できます(適用には担当者の審査があるそうです)

現在申請ページの日本語対応準備中とのことですが、日本語の補足資料が用意されておりこちらで申込方法等を確認することができます。

④AWS Activate

最大 $100,000相当のAWS クレジット、AWS サポートプランクレジット、およびトレーニングなどのさまざまな特典をスタートアップ企業が利用することができます。

AWS Activate には、主に自己資金で運営するスタートアップ向けの「Activate Founders」と、VC や支援プログラムからサポートを受けているスタートアップ向けの「Activate Portfolio」の2種類があります。弊社は Activate Founders を利用して、$1,000 分のクレジット(2年間有効)、および $350 分の開発者サポートクレジット(1年間有効)を獲得しました。

それだけでも十分ありがたいのですが、本プログラムがさらに優れている点は、AWSコンソールの「Activate for Startups」ページにおいて、「限定オファー」と呼ばれるサードパーティサービスの割引やクレジット特典が提供されている点です。弊社もこの限定オファーを利用して各種サービスの特典(⑤,⑥)を利用しています。

⑤Amplitude Scholarship

Amplitudeというプロダクト上のユーザー行動を分析するサービスのスタートアップ向けプログラムで、$40,000に相当する特典(イベント数上限の引き上げなど)を受けられます(有効期限1年)

↑のAmplitudeのStartups プログラム紹介ページから申請をすることも可能ですが、④の Activate for Startups 限定オファーから特典の申請に進むことをおすすめします!申請がスムースに進みます。

⑥Twilio Startups

クラウドコミュニケーションプラットフォームを提供するTwilioのスタートアップ向けプログラムです。

Twilio API の利用に使える $500 分のクレジットをはじめ、Twilio 傘下のメール配信 SaaS である SendGrid の $3000 分のクレジットや、CDP (顧客データプラットフォーム) を提供する Segment の $50,000 分のクレジットを獲得することができます。

こちらも Amplitude のプログラム同様に、③の Activate for Startups 限定オファーから特典の申請に進むことをおすすめします!

注: 2021/10/13現在、Twilio は一般公開されているプログラム紹介ページからの新規申請受付を一時的に中止しているようですが、限定オファー経由であればまだ申請可能です(いつプログラムが変更されるかは読めませんが...)。

ご紹介は以上となります。

掲載内容は随時更新する予定ですので、もしこれも良かった!という情報があれば是非教えて下さい👋

Twitterでも情報発信していくので是非フォローして頂けると嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?