#125 世界競争力ランキングで31位。でもデジタルの遅れはブービー。もはや笑われている状態。
6月17日付で「世界競争力ランキング2021」が発表されています。
スイスの国際経営開発研究所(IMD)が1989年から発表しているもの。
日本は、30位⇒ 34位 ⇒ 31位
「ビジネスの効率性」48位(前年55位)
「デジタル競争力ランキング」27位(23位)
国内経済、雇用、科学インフラの項目で高く評価されたけど、政府の財政状況や企業の経営慣行の項目が特に低かった。
日本は1992年まで首位でした。
初めてスイスが一位。
2位スウェーデン(前年は6位)、3位デンマーク(2位)で、シンガポール5位(1位)
ユーロ圏外の欧州の国が上位に入った。
新型コロナウイルス感染拡大の影響でサプライチェーンが全世界レベルで危機に直面する中、これらの国々は欧州市場に容易にアクセスできるメリットを享受する一方で、EUに加盟していない独立性により機動力を発揮して危機に対処することができたとのこと(IMD世界競争力センター所長のアルトゥロ・ブリス教授)
韓国は23位(2年連続)、中国は16位(20位)
特筆すべきは、台湾。昨年の11位から8位に。
パンデミックでその手腕が高く評価されたオードリー・タン氏をデジタル担当相に擁する台湾のこの5年の推移は、
全体の順位 16→12→16→13→11→8
と躍進しました。
一方、日本は63か国中ほぼ最下位。世界から笑われているを通り越して相手にされていない状態。トホホ。