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お店にキャンプ場をつくる
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お店の一角の日当たりがいい出窓下に子どもたちのスペースをつくることにしました。
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とくに『よくわからない店』と同居する妻の子ども服のお店『BANANA MONSTER』では子連れの方々も多いので、子どもたちが遊んでいられる場所があれば親御さんたちもゆっくり過ごせるようになりますし、なにより子どもたちもお店にやってくるのが楽しみになってくれたらと考えています。
わたし自身、服屋さんが大好きだった母親の買いものに付きあわされるのがすごくイヤだった幼少期の記憶があるので「かいもの」と「あそび」をできるだけ両立できたらなと。
ただ、いわゆる室内あそび的なキッズスペースではなく、どうせならステイホームを強いられてきた世代だけに、すこしでも外の空気を味わってほしい。そこでお店にささやかながらキャンプ場をつくってみようと思います。
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さっそく年季が入った備えつけの棚や木枠を上塗りしていきましょう。今回はミルクペイントのスノーホワイトを選びました。
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床には人工芝のマットを敷いてみます。
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芝生ができたら壁にはホワイトレンガ調のパネルを貼ることに。
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コンセントまわりがなかなか厄介で「もういっそのこと上からかぶせて埋めてしまおうか」などと物騒なことを妻と話していたのですが、
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なんとか一線を越えずに進めていきます。埋められかけたコンセントもホッと胸をなでおろしたことでしょう。
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ホワイトレンガで囲まれた焼き場には木製のBBQセットを。なぜか長ネギが壁に刺さっていますが気にしないでください。
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最後に芝生のまんなかにテントを置いて完成です。ちいさな釣り堀もすみっこに忍ばせておきました。
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お店にやってくる子どもたちもさっそく楽しんでくれているようでよかったです。感染拡大が落ちついているあいだはキャンプ場をオープンしておこうと思います。遊べるアイテムもすこしずつ拡充していくつもりです。
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ちなみに、キャンプ場と隣接する『よくわからない店』ゾーンのまんなかにはベンチを二つ並べました。
どうしてものときは、このベンチの上であれば子どもたちの簡単な飲食をOKにしようかなと思います。自分たち自身もお店を見ているときに「なにか食べたい」と息子がぐずってしまうと大変だった思い出があるので。
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『よくわからない店』にやってきたクライアントの方々との打ち合わせなんかもこのベンチでやっています。公園のベンチに横並びで座るような感じで話すのも新鮮で意外と悪くありません。もともと人と目を合わせて話すのが苦手で、むしろ目を合わさないほうがアイデアが浮かぶタイプなので個人的にも助かっていたりします。
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先日、友だちが少ないわたしの数少ない親友がお店を訪ねてくれたときには、歩いてすぐのところにある東京で一番長い直線道路「多摩湖自転車歩行者道」をいっしょに散歩しました。これまた横並びで車も気にせずボーッと永遠に話せるので天気のいい日はとくにおすすめです。ついでに運動不足の解消にもなりますし。
ちなみに「パパのおともだちだよ」と紹介された息子は、父の友だちという存在をあまり見たことがないせいか「パ・パ・の・お・と・も・だ・ち?」と完全にフリーズしていました。まるで未知との遭遇のように。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
友だちも増えますように。
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