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#43 最近よんだもの(13) 空虚と運動

 出勤は午後からということが多いため、昨秋くらいから今春まで、学校を休みがちな息子と一緒に家にいる時間が長かった。ほとんど会話などなかったのだが、息子がいないとなんとなくさみしい感じが強い。この空虚な感じ、どうしましょうか。そうだ、本を読みましょう。ついでに、ドラゴンズドグマ2というゲームも始めましょう。ジムにも買い物にも行かなきゃ。動け。さもなくば本を読め。

「母の最終講義」(最相葉月、ミシマ社)

 この著者によるノンフィクションは読んだことがなくて申し訳ないんだけれど、この人が新聞に連載している人生相談は大好きだ。取材する立場としての文章も多く、思うところも多い。介護、自分と親、自分と子という関係についても考える。中井久夫の本、もう手元にないなあ。

 今回は読了してない本ばかり。「常設展へ行こう!」(奥野武範、左右社)。いつかこんな風に全国津々浦々の美術館を回ってみたいけど、そんな未来はなさそう。妻の展覧会めぐりに邪魔にならずについていくことから始めよう。「日本美術 この一点への旅」(山下裕二、集英社)も読了しなかった。旅に出たい。

 「話す力」(阿川佐和子、文春新書)も未読了。聞く力も話す力もない、ということを、記者になってから気づいた。すごいんですよ同僚のみなさんは。昔は優秀な記者になりたかったが、そんなことも思わなくなった。

 「方舟を燃やす」(角田光代、新潮社)を某noteの記事を見て即購入したものの、着手できる気配がない。もう新聞書評にいくつか出ているので早いとこ読みたいが、いつになるか。「水車小屋のネネ」(津村記久子、毎日新聞出版)がいつのまにか電子書籍になっているので買ってしまいそう。ボロボロになった1冊と、きれいなサイン本の2冊を持っているのに。

 「スキップとローファー」(高松美咲、講談社)の最新刊10巻は、通常の単行本を買わずに、能登半島地震応援版を注文して買った。被災地も、作者の高松美咲さんも応援したい。みなさんにも、Xで公開されている「あとがき」を読んでいただければうれしく思います。

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