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梅春に着たい、紅色の着物。

まだ寒さが身に沁みる、2月。
この時期にこそ着てみたい、紅色着物コーディネートをご紹介します。

季節を感じる装い―

2月になりましたね。
この数年はコロナ禍ということでお出かけが制限されたり、やりたいことが出来なかったり…と気を遣うことも多い日々。
せめて装いだけでも明るくしてみては?!ということで、季節を感じる装いをご提案したいと思います。

短い、短い…「梅春」。

さくら…は、とても華やかな印象で日本の風情を代表する印象がありますが、今は「梅春」。
桜が咲く、ほんの一瞬前…
まさにこの2月から咲きはじめる梅の花。

古くは「梅が咲くころ」が『春の始まり』でした。
今回はこの「梅春」に装いたい、『紅色の着物』をご紹介します。


紅色の着物

コーディネート①

程よく濃い紅色の着物。
なんと柄は…モダンな音符柄!
こちらの着物は、着物業界の重鎮・渋谷 幸子(しぶや ゆきこ)先生の着物だそうです。

着物にあわせた帯は、モノトーンの花柄。
そして半襟も帯にあわせたブラックで。
着物の色にあわせた帯締め(三分紐)がポイントになっていますね

なんと草履も紅色で。(写真3枚目)
紅×ブラックが効いた、シックな装いです。


コーディネート②

コーディネート①の帯、半襟違いのコーディネートです。

半襟が白になると顔周りが明るくなり、雰囲気が変わりますね!
そして帯はペイズリー柄。
茶というか緑というか…とにかく、紅色の着物はエキゾチックな色合いも◎

帯締め(三分紐)2本づかいの上級者コーディネートです。


コーディネート③

こちらは紅色濃淡の着物。

白襟にシルバーの帯でスッキリとした印象の着こなしに。
縦ナナメに紅色の濃淡でボカシが入った着物は、冬目から見ても立体感があります。

濃い紅色に抵抗がある場合は、このようなボカシが入ったものを選んでみてはいかがでしょう。


兎にも角にも、着物は全体のコーディネートで完成します。
着物だけ、帯だけに拘らず、「着こなし」をテーマに箪笥をあけて、着物・帯・小物類をあわせて、着物ライフを楽しんでいただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました✿


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