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分析をする上で一番大切なこと

※本文と写真は関係ありません。自分の好きな場所、綺麗だと思ったところをなんとなく載せていきます。


さて、分析をする上で一番大事なポイントは何だと思いますか。


それぞれ答えは違うと思いますが、個人的には

「なぜ分析をするのかという目的を明確にする事」

だと考えています。

分析するために分析する人はいないと思うのです。分析というのは、基本的には何かを理解・解明して次のアクションに繋げるために行うものです。特にビジネスでの分析という点においては、アクションに繋がらない分析は、有り体に言うと時間の無駄ということになってしまいます(人はそれを趣味と呼び、評価はされません。)


今回私が行っていく「企業分析」(もっと細かく言うと決算数値面からの企業分析)という点で行くと、例えば一般的には以下のような目的が思い浮かびます。

投資しようと思ってる(株を買おうと思っている)会社は将来儲かりそう・成長しそうなのか、取引先は倒産せずにお金を払えるのか、転職・就職先は(将来に渡って)潰れずに給料を払ってくれるのか、などなど。


それぞれに分析の目的があり、目的によって分析のプロセス(手段や着眼点、比較対象企業、分析期間など)が大きく異なってきます。

例えば取引先の分析であれば、安全性が何よりも大切であるため、BSやCFを見ることはあれど、セグメントごとに海外売上比率や部門ごとの売上を見る必要は薄いですが、株式投資で迷っているときは新規事業が伸びているのか、既存事業のトレンドは上昇基調なのか、海外での成長度合いはどうなのかなども大切な情報です。


なぜ分析の目的を明確にするかというと、上述した「アクションに繋げること」なのですが、極論を言うとありとあらゆる情報を全て集めて分析すれば良い、ということにもなりかねません。

でも現実的ではないですよね。なぜなら「時間は有限」であるからです。暇で暇で仕方ないのであれば(つまり完全な趣味であれば)心ゆくまで調べ尽くせばいいと思います。ただ、99%のケースで時間という制約があります。それに制約と目的がないと途中で「あれ?自分は何をやってるんだったかな?」ということになりかねません。

それ故、分析の目的を明確にする事、が何よりも大切だと私は思っていますし、実際に私もその原則に従って分析は行います。


「戦略とは、何をしないのかを決めることである」

戦略について語られた名言はいくつもありますが、これ以上にシンプルに戦略の本質を語っているものは無いのではないでしょうか。


前置きが長くなりましたが、私が分析をする目的は当然ながらビジネスで使うためです。
(当然仕事で使っているものをそのままここで開示することはできませんが、かなり近い形でアウトプットします)

仕事で使う、というのをより具体的に私の場合に置き換えて言うならば、

「他社が過去取ってきた戦略とその結果及び現状を分析した上で、アナロジー思考を活用して自社の戦略立案、実行に活かす」

ということになります。

(場合によっては新規事業のヒントにしたり、M&Aの検討材料にしたりしますが)


長くなりましたが、このような視点をベースに分析を行っていきます。

読んでくださる方のお役に立てれば幸いです。

よろしくお願いします。



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