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絵を描くモチベを取り戻した話

絵を描くモチベが無くなった話

noteを始める少し前、絵を描くモチベーションが全く無い状態から、ちょっとずつ回復してきた、という話です。

周りの評価を気にしすぎて、気軽にアウトプットできなくなった

元々絵を描くことに自信が無い方で、特にキャラクターイラストは外に出すのが恥ずかしくて、プリントの隅っこに小さく描いたり、自分で描いては自分ですぐ消したりしていました。

その中でも、好きなゲームや作品の良さに触れて共有したくなった時、SNSを使って少数の方々と交流し始めたことがきっかけで、下手ながらも絵を描くことはありました。

それから、「誰かのために絵を描きたい」「好きなファンアートが無いなら自分で描きたい」と思うようになって、今でもそれらの気持ちは絵を描くモチベに繋がっています。

しかし、最近はすぐに生成できる綺麗なAIイラストが増えたことや、AI学習、閲覧数やいいねの数、フォロワー数を気にするようになって、以前のように気楽に好きな絵を描くことができなくなってきました。

以前から交流してた方々が絵が上手な方のイラストを共有して褒めているところを見ると、自分の絵って何なんだろう、と思うことも増えました。

「自分がわざわざ描く必要なんてないな」と思うと、絵を描く気力も失せてしまって。
自分が悩んでいるうち、周りだけにぎやかになって、私生活のことも絡んでいろいろ限界がきて。
隣の芝が青く見えすぎて疲れていたんだと思います。

モチベを取り戻したきっかけ

この本のイントロダクションに書かれていた、些細な言葉がきっかけでした。

「絵を描くことは難しいし大変だけど、しっかり分析して乗り越えていこう」ということが可愛いイラスト付きで描かれていて、以下の言葉で締めくくられています。

「こつこつと続ければ、それだけで実力はついてきます。だから、焦らないで。いつまでもずっと、あなたが自分のために楽しく絵を描き続けられますように。
「絵を描くのって本当に楽しいからね!!」

『ポージング・チュートリアル』より

まるで寄り添うように書かれた文章と、シンプルに描かれたイラストに元気づけられました。

周りの評価を気にしすぎて潰れていた自分に「もっと気楽にやっていいよ」と言ってもらえたみたいで、気が少し楽になりました。

ちなみに、パク・リノ先生の本は「色塗りチュートリアル」をきっかけで知ったのですが、描き方が厚塗り風で好きですし、図解が多い本で楽しく読めるので気に入っています。

他にも美術解剖学の本は持っているのですが、分厚くてなかなか読む気になれなかったので、難易度的にも取っつきやすく、ちょうどいいです。

今からできることを考えてみる

とりあえず、描いてみる

ただ、闇雲にやるんじゃなくて、まず「何に自信が無くて描けないのか」を考えてからやることにしました。

一番に思いついたのは、人体構造の理解が曖昧で、体が固いことです。
描きたいポーズや構図を思いついても、
「この角度の足や手がどうなってるのか、筋肉や骨の出っ張りが分からない」
「そもそも男女の書き分けがはっきりとできない」
ことがあり、描くのを何度も断念していました。
実践してみて、自分が苦手に感じることを洗い出して、克服したいです。

最近は、上記の「ポージング・チュートリアル」の図形の模写をしながら、好きなように落書きしたり、描きたい絵の構造や世界観を練っています。
これが正解とは限らないけど、何かしら経験になると信じているので、まずコツコツ絵を描いて、手を動かしていこうと思います。

可愛くなくても、棒人間でも、図形でも、なんでも描いてみる。
絵を描くことを楽しむ感覚を思い出す。

「色塗りチュートリアル」も、これが終わったらちゃんと読みたいです。
本を買うだけ買って学んだ気になっていたので、まず一冊を使い古すまで読んでみる。
新しく出る気になる本も、今は買うのを我慢します。

それでもダメなら、他のことをする

好きな音楽を聴く、アニメや漫画を見る、ゲームで遊ぶ。
絵を描くことからいったん離れて、心を安定させます。

掃除をしたり、出かけたり、体を動かしてみる。
インプットならピンタレストや動画で。
気分転換したいならフリーソフトの練習、デザインの模写。
集中してやりたい時は、雨や海岸の音(ASMR)などの作業音を聞く。
集中力が続かない時は、ポモドーロテクニックを使う。

でももちろん、毎日全部できるわけじゃないし、何もできない日もある。
休息を取りながら、やっていきます。
他にもいいのが思いついたら試したい。

心動かされるもの、表現したいものの再研究

絵を描くモチベの維持するためにも、練習のゴールを決めたい。
練習して、どんな絵を描けるようになりたいか。
好きな絵柄はなんとなく決まってきたけど、まとめることで考えの整理、見直しがしやすくなると思います。
今まで色鉛筆、水彩、油彩、デジタル、いろいろやってきたので、それらで感じてきた「自分の好きだと思うところ」の整理をしたいです。

少しでも自信がつけられるよう、頑張っていきたいです。

続きの記事も書いたのでよかったらどうぞ。↓

参考動画

以下、モチベーション維持方法で参考になった動画のリンクを貼っておくので、参考になれば幸いです。

1.SNSの距離感がわからない【001✨Radio Closet Season2】/ディープブリザード

◆「現実での活動や一日の生活にどれだけ満足感をもたらすことができるか」を考える

◆「誰かのために描くのではなく、自分が納得できるものができているのか、自分がここは頑張ったなと胸を張れるところがあるかを大事に思いながら活動する。それが健やかな活動につながっている」

◆「自分の心と向き合って、そこに何が欠けているのか、何が必要だと思っているのにできていないのかに向き合う」→モチベーションに繋がる

SNSの距離感がわからない【001✨Radio Closet Season2】/ディープブリザード 動画より

2.【注意】●●を増やさなければ、絵は上達しません。【再放送】

【絵に恐怖を感じた際の効果的な立ち直り方法】
1.自分のために絵を描いて、喜びや感動の量を増やして育てる、蓄積する
◆感動の量=描きたい欲の高さ=どれだけ成長できるかに繋がる
◆好きな作品や漫画の感動した部分や良いな(好き!)って思った部分を描いてみる
→自分の中に感動を積み上げていける(自分が好きだと思うところがわかる)
→持っている物の一部を誰かにプレゼントできる

【注意】●●を増やさなければ、絵は上達しません。【再放送】 動画より

↑ 実際に動画の中で、某漫画の落書きが映っていました。
実際にやったことがあるので、今度は真剣に描いてみたい。

2.情報の意識的な遮断をする
SNSを一時的にやめる、ミュート機能を上手く使う、等
自分に入ってきてしまう情報の量を自分でコントロールして、モチベーションの維持をする。

3.1日の最後に自分を褒める
他人の期待を満たせなかった自分を責めるのではなく、昨日よりも少しでも良くなれた自分を褒める自分の課題と向き合う
焦らず一歩一歩絵を成長させていく。

【注意】●●を増やさなければ、絵は上達しません。【再放送】 動画より

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