「”いい小説”とはなにか」
「いい小説とはなにか」──そのいち答えとして、最近「なるほど」とおもうことがあった。それは落合陽一さん×古市憲寿さんの対談記事を読んでいてのことだった。
何で村上春樹さんの本が好きかというと、読んだあとになんかしゃべりたくなるんです。言葉が出やすくなる。僕はそれを「どうでもいいことに対してツベコベ文句を言いたくなる感情」と言ってるんですけど、たとえばペットボトルを取ったときに、「この世に完成されたペットボトルなんてないんじゃないか」とか、そんなことを言いたくなるじゃないです