#73 日記のありがたみ
言葉を「日記」という形に、ある程度まとめて残す個人的な意味は、「あとから思い出せるように」というシンプルなものかもしれない。もちろん、その時に書いて読んでくれる人にとっては「その時の楽しみ」として目にとられていくものなんだけれど、僕としては書かれた瞬間で、楽しみというのはほとんど終わっている。「どんな風に読まれているのだろう」という楽しみは一応あるのだけれど。
それから、半年、一年とたったときが、個人的な楽しみの出番だ。「あとから思い出せるように」と残された言葉を見て、いち