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記憶を記録しておくと後で幸せになるかもしれない

ラグビーW杯スコットランド戦。テレビ観戦をしていたときのこと。

下の子(2歳と少し)が突然大きな声で言った。

「えい、えい、おー!!」

右手を大きく振り上げて。声を高らかに。

驚いた。

言葉は遅い方

下の子は、いわゆる言葉をためるタイプのようで、言葉の発達は遅い方だと思う。

現在持ちうる語彙力は、必要に迫られて覚えた「パパ」「ママ」「パン」のようなごく短い言葉と、唯一の長い言葉である「アンパンマン」(例に漏れずアンパンマンは鉄板だった)。

普段は少ない語彙と身振り手振りを組み合わせてなんとかコミュニケーションを取っている、それくらいのレベル。

それがいきなり「えい、えい、おー!!」である。

何がその心を動かしたのか

契機はあやふやだ。上の子が発した言葉を真似したのかもしれない。ただ、今までの傾向をみると、聞いた言葉をただ鸚鵡返しをするようなタイプでもないような気がする。

本人に聞いてもわからないだろうし、いくら考えても答えは出ない。

テレビの画面から伝わる試合の熱量が、心の何かを動かした。そんな気がしている。

記憶は曖昧になる

初めて歩いた事、初めて話した言葉、初めてできたXXX・・・そういう出来事は次から次にやってきて、次から次へと過ぎ去って行く。

その時点ではとても印象的だし、とても大事な出来事ではあるのだけれども、悲しいかな記憶は薄れて行く。

特にこういう出来事は突発的に発生して、再現性がない。慌ててカメラを取り出しても、同じことをもう一度やってくれない、というのは親のあるあるネタなんじゃなかろうか。

たまたま残っていた動画や写真を見て当時を思い出し、ほっこりするのも多分あるあるネタ。

というわけで記録しておこう

日本が初めてW杯決勝トーナメント進出を決めた日。

我が家ではえいえいおー記念日になったことをここに記録しておこうと思う。

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