ベガス編 1
僕はその後2日ほどロスのゲストハウスにて少しゆっくりとしていた。
ある日の朝、ロビーでコーヒーを飲んでいた。
雨が降っている。珍しいんじゃないかこっちで雨とか。
なぜか真っ暗だしwifiも使えないし充電もできなかった。雨だからか?
ロビーで同じくくつろいでいたアジア系のおじさんが、「停電だねぇこりゃ」と言う。
そこからなんとなく会話をしていた。
おじさんは僕にスマホの写真を見せながら自分の旅の思い出を見せてくれる。
彼は香港から来ているらしい。
そろそろおじさんの話にも飽きてきたところで、僕の話になり、ギターを弾いていると言うと、
「ラスベガスに行ったらどうだ?ここからそんなに遠くはないよ?いっぱい稼げるはずだよー。」とおじさん。
話を聞いていると、案外安くで行けるらしい。
なんだそう言うことなら早く言ってくれたまえよー
てな感じで僕はその日にラスベガスに移動することを決めたのだ。雨だけど。
バスでおよそ3000円ぐらい。東京大阪間笑
ネットでバスを予約し、夕方発だったので再びゆっくりする。
Greyhoundというこの長距離バス会社。
どうやらこっちでは長距離バスといえばここらしい。
日本の友達にラスベガスでできもしないポールダンスで15万ほど稼ぎまくったという夢のような話を聞いていたこともあってか期待も膨らむ。が、自信は毛頭無い。
バスに乗る。
メキシコに行っていた時もそうだが、僕は飛行機よりもバスに乗って、車窓を眺めるのが好きだ。こっちの自然とは桁違いの雄大な景色を見せてくれる。
まあ今回の景色は微妙だったけど。
でも遠くの方にグランドキャニオンぽい岩山はずっと広がっていた。
てか今度行くときは絶対車を乗れるようにしよう。
もうね、車よ。時代は。
最高やろな−気ままに車でRoad trip
車窓からキャンピングカーも見えたりしたけど、うん、それよな。まちがいない。
将来こんな気ままな旅を一緒にできる家族を作りたいと強く思ったのでした。
6時間ほどで到着。
こちらも雨。結構降ってやがる。
折り畳み傘を差し予約していたホステルへと歩き出す。
バスやタクシーを使えよいい加減というほどの距離を歩く。
てかラスベガスて雨降るんですね?!
すごいレアなときに来たんちゃうかな僕、、、
どう見てもラスベガスの地面は雨に慣れてないご様子。
クソでかい水たまりはできてるわマンホールからは水がどくどく出てるわ多分下水道しっかりしてないんでしょうな知らんけど。
やっとこさ着いたゲストハウス。
コロナだなんだと騒がれてるときに、もういい夜に雨に濡れてチェックインにくる日本人。
そりゃ無愛想にもなるわな笑
鍵をもらい、部屋に行くともうすっかりおなじみのドミトリー。
先客に軽く「yo」つって、早々に寝るのでした。
とりあえず、初めまして、ラスベガース!!
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