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ホルンパートより「あと9日!」

みなさんこんにちは、北大オケホルンパートです!現在16人で活動しています。
ホルンパートのメンバーはみんなホルンが大好きで昨年度末には10重奏という大規模なパートアンサンブルにも挑戦しました。とても信頼できる仲間たちがそろっています。

卒演より

ホルンってどんな楽器?

ホルンは世界一難しい金管楽器としてギネス世界記録認定されている楽器ですがオーケストラにおいては木管楽器と同じ動きをしたり金管楽器らしいフレーズを担当したりと多岐にわたって大活躍する楽器です!
ホルンという名の通り、起源は角笛にあり狩猟の際に仲間へ信号を送るために使われていました。後ろにいる仲間に向けて音を出していたことから今でもベルは後ろ向きになっています。
また、演奏する際は右手をベルの中に入れています。現在のフレンチホルンにはロータリーと呼ばれる音を変えるものがついていますがかつての「ナチュラルホルン」という楽器ではロータリーがついておらず、右手の入れ具合で音を調整して曲を演奏していました。今回の演奏会でも、右手を使う「ゲシュトップ」という奏法が登場します。金属的な音色に変わるのでぜひ注目して聴いてみてください。
通常4パートに分かれるホルンパートですが、これは広範囲の音域をカバーするためともいわれています。低音から高音まで幅広いホルンの音色をどうか楽しんでください。

今回、演奏する曲の見どころを紹介します!
ベルリオーズ/「リア王」序曲
リア王は序奏部と主部に分かれていて、冒頭の中低弦による序奏部の第一主題がリア王を、そのあとのオーボエやフルートによる第二主題がリア王の末娘コーディリアを表しているとされています。ホルンの見どころは、この第二主題です!オーボエ、フルートの後に、トロンボーンとともに美しく神聖なメロディーを奏でます。威厳に満ちた大序曲「リア王」、ぜひお楽しみください。

川越守/綺想曲第2番
北大オケの永久名誉指揮者の川越守によって作曲された、この曲はテーマパークを思わせるようで、聞いていて楽しい曲になっています。ジャズやボサノヴァのような要素を含んだ愉快な音楽です。目まぐるしく変化する曲調をお楽しみください。

ファリャ/三角帽子
三角帽子のホルンといえば第二組曲の「粉屋の踊り」の冒頭にある勇ましいソロが取り上げられがちですが、他にも美しいソロフレーズがあったりセクションでオブリガード敵に吹いてみたり、リズムセクションとして動いてみたりとホルンの様々な一面が聴ける非常にコスパのよい曲(?)となっています。また、他セクションと合わさった時のサウンドの立体感にも注目です。乾いたスペインの風土と陽気なスペイン人の気質を感じていただければと思います。

ラフマニノフ/交響曲第2番
ホルンは1stから4thまで4パートもあるのですが、それぞれがしっかりとした役割を持った奏者としても非常にやりがいがあり、魅力たっぷりの曲です!
第1楽章は、初めから終わりまで非常に緊張感のある音楽になっています。その中でホルンは、繊細なフレーズや力強いサウンドなど様々な顔を持っています。中間部のフォルティッシッシモ部分などパートが一丸となる部分もたくさんあります!
第2楽章は、冒頭からホルンが大活躍します!第1楽章とは雰囲気がガラッと変わり、はきはきとした曲調になっています。そして、中間部のゆったりした部分ではチェロとの美しいオブリガードもぜひ聞いてほしいです。
第3楽章は、なんといっても冒頭から始まる一度聴くととりこになってしまう美しい旋律が特徴的ではないでしょうか。旋律だけではなくその裏で奏でるハーモニーにもぜひご注目ください!
第4楽章は、躍動感が感じられる楽章になっています。これまでの楽章とは対照的に金管らしいバリバリっとしたホルンの音色を届けられるよう、精いっぱい頑張りたいと思います!
全楽章通して「ホルンを吹いていてよかったぁ!!」と感じられる曲です(^^)ソロも各所にちりばめられているので、ホルンの魅力を最大限にお伝えしたいなと思っております!!ぜひお楽しみください!!

今回のプログラムは詰め込み放題なプログラムになりましたが、皆さんにぜひ最後まで楽しんでいただきたいなと思っています!ぜひ会場へお越しください!

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