「今の店は点数入れないとすぐ追い出す」

最近はお店でくつろぐことが出来なくなりました。2023年5月にコロナが五類に移行した影響かどうかは知りませんが、店に入っても入ってから2分から5分の間に「点数」を入れないと、すぐ出ていけと追い出されます。そこで「点数を入れなくても追い出されない店」というものを考えてきました。

・ガス水道光熱費の使用量が少ない

店舗内部にあれば化粧室でもエスカレータでも経費はかかります。それらの設備が駅の構内の店舗のように共同であるというようなことです。

・仕入れが安く付加価値の割合が大きい

例えば肉質が固いからということで低い等級がつけられ、安く売られている牛肉を柔らかく調理できる方法(例えば煮込み料理など?)や肉質が固いことを売り文句にして、提供することなどです。

・点数を入れる敷居が低い

ゲームセンターのように1回100円で5分から20分遊べる筐体を置いてみたり、自動販売機のように200円以内の予算で飲むことが出来る飲み物を揃えるようなことです。

・点数が入っても分配する範囲が広くない

衛生関連の法規では構成人数50人以上の事業所は性別毎に化粧室を2つ以上用意しなければいけなかったと思います。また、50立方メートル以上の事業所も何か設備を揃えないといけなかったはずです。その(50,50)より少ない人数や敷地面積で運営されている店舗や店舗や事業所内部の設備の点数が少ない店舗や事業所です。

・利用料金を時間に合わせて前払いする

主にラーメン屋では券売機があり、そこで券を購入して注文しますが、それからお金を入れて金額に合わせて利用できる店舗、例えば銭湯などがそうでしょう。

・店舗設備等にかかる有利子負債の比率が高くない

店舗や事業所内部にある設備、例えば空調を自前ではなくリースやレンタルにしていたり、自動車が「わ」ナンバーになっていなかったりということです。他には店舗がテナントになっていないことでしょうか。

・材料の保存期間が長い

食品でサバは足が早いと言われますが、そういう足が早い食品、例えば水分が多いとか酸化成分が多いものではなく乾燥されたものであったりということです。

・店舗内部にかかる「税金」の割合が高過ぎない

店舗が大きくなくても駐車場が広ければ土地をたくさん持っているということで固定資産税がかかります。反対に駐車場が広くなくても店舗内部に駐車場が敷設されてあればかかるのは店舗内部の敷地面積だけだったはずです。

・「天気」で品揃えが変わる度合いが大きくない

外国の音楽アーティストや外国の映画や外国のブランドの衣料品などは外国ですのでその国の通貨とこちらの国の通貨のレートで価格が変動します。そうではなく外国の音楽アーティストでも国籍や住民票などはこちらの国であったり、外国のブランドの衣料品であってもこちらの国の親会社が保有しているブランドである、ということです。

・価格弾力性が低い商品を取り扱っている

先述の「付加価値が高い~」と矛盾する話になりますが、付加価値が高いと価格弾力性が低いというのは少し相違があります。どちらも原価に付与される概念ですが、価格弾力性が低いというのは主に変動費に関わる概念で付加価値が高いというのは加工費に関わる概念で・・・と言ってしまったらわからなくなってしまうので、要は内部が価格弾力性で外部が付加価値で良いと思います。

・下駄箱に鍵がついている

最初にくつろぐという言葉がありました。くつろぐ時に気になるのは脱いだ靴を履いていかれてしまわないかということで、その脱いだ靴を収める下駄箱に鍵がついているかということです。また、下駄箱のある場所に防犯カメラが備えられていたり、下駄箱を飲食店であれば座席のある場所にあるかとか、座席のある場所で靴を脱げるとか、ということです。

・それらをフランチャイズとして他の人達に教えている

そうとは言っても「社会的な正義に反する」と言われるのでしょうけど。大規模店舗立地法がありますので、敷地面積の広いショッピングモール形式の店舗の方が集客の面でも税務会計の面でも効率も能率も高いです。敷地面積が広ければ固定資産税の額も上がっていくはずだと記憶しています。

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