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「TOKYO SU-HAI」 神出鬼没の例の"ヤツ"編

ようこそ、田舎者のみなさん。そして都会のみなさま、こんにちは。
このTOKYO SU-HAIは地方出身者(主に僕の出身地である北海道の札幌)と東京の対比と地方に住む若者が抱く東京への憧れと現実について綴っていく。

記念すべき初回は神出鬼没のヤツ。そう猫である。
東京のいたるところには野良猫、飼い猫がいる。僕も近所と学校の近辺で猫と遭遇しやすいスポットをいくつか目星をつけているのでなかなかの確立でそのふてぶてしくも可愛らしいご尊顔を拝めるのだ。それもだいたい、4割くらいでね。

野良猫(放し飼いの猫も地域猫もまとめてこう呼ぶ)

寒冷地では野良猫の生存率はガクンと下がる。なかなか出会えない。
しかし、東京に来てからやけに野良猫たちと出会う。
上京して思ったことは「野良猫ってこんなたくさんおるのかあ・・・」というマヌケな感想であった。地元にはなかった出会い。東京で初めに得た出会いというものは気の合う良い友人でも運命の恋人でもなく猫たち、いや猫さんたちなのだ。

そして東京と猫、この繋がりを示してくれるのは僕にとって音楽だった。

僕が唯一といって良い熱心に聴くバンド、Cody Lee(李) 彼らも東北の出身ということで東京への崇拝心を持った人間たちなのであろう。その彼らが手掛けたI'm sweet on youという楽曲。ホッキョクグマになっても君に会いに行くという癖のある歌詞が書かれたとても良いラブソング。早乙女ゆうさんと曲と東京の下町が良くマッチしている素晴らしいMVも見どころ。その中でも「古本屋2階に干してる布団 塀の裏で眠るトラ猫のジョン」という歌詞がある。
これがどうも印象深い。

東京の街という異質性。異常なまでに距離の近い建物に入り組んだ道、高低差も激しい。この下町の雰囲気と猫はよく似合う。このごちゃっとした隣接!雑踏!人がゴミの様だ!といった街を軽やかな身のこなしで移動しきまぐれで可愛らしく鳴く猫。趣深いものである。

東京に来てから多くの猫に出会ってきた。言うならば彼、彼女らは「City Cats」 なのだ。そんな、東京の先輩たちに都会での身の振り方を学ぶのも良いのかもしれない。

手始めにコンビニでチュールを買って帰ろうかな




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