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【読書感想文】ナナメの夕暮れを読んで

私の大好きなもののひとつである読書。
読んだ感想を忘れないように書くようにしていきます。

この本について

ナナメの夕暮れ。著者はあのオードリーの若林正恭さんです。
若林さんが、雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載されていたエッセイに加えて、書籍用に加筆された内容で構成されています。

オードリーさん、私の一番好きな芸人さんかも。
もちろんラジオも聴いており、いわゆる #リトルトゥース です。
今放送中のドラマ #だが情熱はある も、もちろん観ています。

若林さんのエッセイは何冊かありますが、今回はパッと目に入ったこのタイトルを読んでみることにしました。

感想

心が軽くなりました。
こんな自分でも、このまま生きてていいのかなーと思えた内容でした。

別に死のうとしている訳ではないですよ
生きづらいなーとは感じているのは否定できませんけれど

今まで必死にみんなと同じ泳ぎ方をしなきゃいけないだとか、みんなと同じ泳ぎ方が出来ない自分が劣っているだとか、そんな風に思っていたことに気づかされました

この本には、あらゆる物事を"ナナメ"から見てきた若林さんが、年齢を重ねたり、様々な人と出会ったりする事を通して、これまで斜めに見てきた世界をご自身なりに解釈して受け入れていく過程が描かれています

多数派に合わせなくても、自然と自分の居場所は創られていく
だから自分に合わない努力は無理にしなくても大丈夫だよ
と教えてくれたような気持ちにさせてくれました

"生きるセンスがいい人"と"そうでない人"がいると思います

どちらの人間がこの本を読んでも、「面白かった!」と言うでしょう
ただ、その気持ちの立ち位置はかなり違うんだと思います

前者の「面白かった!」は、観客としての感想で
後者の「面白かった!」は、選手としての感想なんじゃないかな

あと、この本自体の立ち位置も違うのかも

前者は、読み物として観る人が多いと思う
後者は、それより参考書くらいに感じている人もいるんじゃないかな
もちろん、本なので読み物なのに変わりはないんだけど

私は圧倒的に後者側なので、この本の内容にものすごく共感しながら読んでいました
共感しすぎて泣きそうになってました

泣けるくらい共感できて、もちろん笑えて、最後まで本当に面白かったし、これから生きていく上で、物事の捉え方や生き方自体も参考にしたいと思ったし、強く影響を受けました

あの人がそうだったのなら、自分もこのままでいいじゃないか
主体的な選択だけじゃなく、ある程度年齢や経験の積み重ねによって受け入れられるようになることもあるんだ

そんなことを思いながら読み進めていました
生きるのって難しいな、とか、世の中に対してこんなこと感じているのって自分だけなのかな、と感じている人の方の力をスーッと軽くしてくれるような作品でした

まとめ

いっちょまえに配慮なんかして、内容を避けて書いてみました
ぜひ、まだ読んでない方には手に取ってみてほしい一冊です

既に読んだ方には、読んでどう感じたのか聞いてみたいな

とにかく、読み手それぞれの面白さがあって受け取り方もきっと読んだ人の数だけある本だと思います

私は、この本のおかげでもう少し力を抜いて生きてみようと思うことができました
間違っているとか、正しいとか、なんか意味ないなーと思います

人生観は生きていく中で、日が昇って落ちる1日の流れように、時にゆっくり、時に急激に変わっていくもの、感じ方は人それぞれ

誰に左右される物でもないし、誰かが左右していい物じゃない

そんな風に感じさせてくれた一冊でした



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