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おじさんだからこそ【DTM】を始めよう!

コロナ禍で「空前の楽器ブーム」が到来しています。エレキ・ギターなどの楽器を買い漁っているのは、なんと!中高年のみなさまが中心らしいのです。

理由は「家にいる時間が増えてしまったため」だけなのでしょうか。

僕は思うのです。
コロナでの自粛をきっかけに好きな音楽に触れる機会が増え、家族サービスや仕事に追われて心の底に押さえ込んでいた「ロック魂が爆発」したのではないかと。

さあ、もう楽器はそろいましたね。
ですがコロナ禍はまだまだ続きます。バンドを組んで練習したり、ライブをやったりは簡単にはできないでしょう。しかし晴れてライブができるようになった時のために、宅録でたくさんのオリジナル曲を作っておくことはできます。若いころにカセットMTRで工夫しながら苦労して録音したことを思えば、現代の宅録の進化は凄いですよ。

そして録音だけでなくインターネットを使って、離れていてもメンバーとミーティングしながら曲を作っていけます。また、速弾きの練習をしたいときも、音源を取り込みテンポを落としてじっくりコピーしてから、だんだんとテンポを上げていくなんてこともできます。

【おじさんロッカーにお勧めしたい理由】

僕の周りのおじさんロッカー(僕もおじさんロッカーです)たちはDTMと聞くと、だいたいこんな感じの答えがかえってきます。

「知ってるけど、できそうにない」
「パソコンにうとい」
「パソコンで作る音楽はコンピュター・ミュージックなんでしょ」
「カセットMTRで終わっている」

さきほども書きましたが、我々はカセットMTR世代でございます。現在の若い方には想像もつかない面倒事を苦とせず、たったの4チャンネルを駆使して曲を完成させていったのです。

あの頃の苦労を味わっているならば、はっきり言ってDTMでの操作は簡単です。音を取り込んで編集していく流れはMTRと変わりません。

お勧めする理由は、最初からDTMソフトでコンピューター画面のヴァーチャル世界で覚える人よりは、具体的にアナログな流れで作業を理解している「おじさんロッカー」だからこそ、覚えも早く工夫もできると思えるからです。

【操作や進化の恩恵】

音の取り込みの流れ、オーバーダビング、ミックス、マスタリング、すべて同じ流れでありながら簡素化されています。音作りも、ほとんどのエフェクターにプリセット(ジャンル別に前もって音を調整してくれている)があるので、初めの方は何も考えなくてもそれなりに仕上がっていきます。

操作も「WordやExcel」を覚えたときの気持ちでぶつかればできると思います。パソコン自体初めてという人も、現在はWeb上にたくさんの情報がありますので、操作手順がわからないということはないと思います。

そして何といっても「YouTube」にDTMの先生たちがたくさんいます。しかも無料で学べるのです。ソフト別に専門的に動画をあげてくださっています。試しに「DTM 初心者」で検索して見てみてください。「何だかできそうだな」と思えるはずです。

ダウンロード

【準備するもの】

■ パソコン
パソコンはスペックがあまりにも低いと動作しません。使用するDTMソフトに合わせて(あとで説明します)確認する必要があります。

■ オーディオ・インターフェイス
アナログ楽器とパソコンを繋ぐ機器です。USBで簡単に接続できます。インターフェイスのインプットジャックにギターやマイクを挿して、パソコン内に音を取り込みます。宅録で使うのでしたら2チャンネルで十分です。この2チャンネルというのは、ミキサーのチャンネルの数ではなく音を振り分ける入り口です。ミキサーのチャンネルはDTMの世界では、ほぼ無限大です。
お値段も一万円以内であります。

■ MIDキーボード
あった方が重宝いたしますので、なるべく購入しましょう。ドラムを打ち込んだり、キーボードの演奏をしたりできます。お値段も今は5千円ぐらいからあります。ちなみに僕は5千円のものを使っています。

■ マイク
歌を入れたり、ギターをアンプでならして録るときに使います。
こちらも、最初の方は5千円ぐらいのものでよいかと思います。

■ DTMソフト
今は無料でも使えるDTMソフトがたくさんあり驚きです。今回は詳しいご紹介は省きますが、最初はといいますか、無料のソフトでも十分追い込んだ作品が作れると思います。DTMソフト「GarageBand」が標準搭載されている「Mac」をお持ちの人は、使えるソフトをすでに持っているということになります。

DTMソフトを購入(または無料ダウンロード)する時に「推奨スッペク」が書かれていますのでチェックして、お持ちのパソコンと照らし合わせましょう。そんなに高性能じゃなくても動きますが、推奨より底スペックですと、フリーズしやすくなりますので確認しましょう。

■ ギターやベース
なくても打ち込めますが、我々おじさんロッカーは、リアル・タイム演奏にこだわっていきたいですよね。

【まとめ】

まずは「おじさんだしな・・」や「頭固くなって覚え悪いし・・」という考えを捨てて、無料のDTMソフトをダウンロードしてみましょう。インターフェイスは中古でしたら3000円ぐらいであります。少ない投資でとりあえず始めることが大事です。

あとは、
▪ YouTubeで操作手順を学ぶ。
▪ 色々と壁にぶつかる。
▪ コメントで質問したりWebで調べてみる。
▪ 少しできるようになってくる。
▪ 嬉しくなって色々と試したくなる。
▪ また壁にぶつかる

試練のくりかえしは、MTRを懸命に習得しようとしていた時と変わらないはずです。簡素化された進化に開始早々驚き、すぐに楽しくなってくるはずです。

昔のようにマスター音源が増えて管理に困ることもありません。DTMソフトで作った「オリジナル音源」はデジタルのデーターですので、半永久的に劣化せずかさばらず残ります。

使い方も無限大です。作品を作るだけにとどまらず、憧れの曲を打ち込んで「一人トリビュート」してみたり、リズム・トラックを作り「アドリブ」の練習もできます。ギターがより一層好きになるツールです「メリット」しか感じていません。

何かと不安な時代ですが「挑戦できるきっかけ」と思い、お互いがんばりましょう。



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