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「もう一度、日本一を獲りたい」桐蔭横浜大3年・笠井佳祐が見据える勝負のシーズン【月間MVP受賞インタビュー】

HURONはリカバリーパートナーの桐蔭横浜大学より、毎月最も活躍した選手を月間MVPとして選出。昨年12月の月間MVPは…笠井佳祐(かさい・けいすけ)選手です!

昨年度、新潟医療福祉大学を3−2で下し、悲願のインカレ初優勝を飾った桐蔭横浜大学。後半27分、一点ビハインドのなかで投入された当時2年の笠井選手は、そのわずか4分後、反撃の狼煙をあげる同点ゴールを挙げたのです。

高校時代から注目を集め、大学でも早くから出場機会をつかんだ笠井選手ですが、昨年度は「満足のいくシーズンではなかった」と語ります。苦しんだなかで、最後に残した「ゴール」という最高の結果。今シーズンも好調を維持する笠井選手に、インカレの振り返り、そして今シーズンにかける思いを聞きました。

インカレ決勝の同点ゴール「やってきたことは間違いじゃなかった」

ーまずは12月のMVPおめでとうございます!かなり期間が空いてしまったのですが…見事優勝を果たしたインカレについて振り返っていただけますか?

正直、12月のMVPをいただけるとは思っていなかったので驚いています。去年はなかなかスタメンで試合にでることができず、満足のいくシーズンではありませんでした。どうにか結果を残したいと思っていたなかで、決勝ではゴールを決めることができましたが…結局、最後だけだったので。

ただ、インカレでは途中出場の選手が試合を決めるという流れができていましたよね。ずっと3年生(現4年生)が途中出場で結果を残していたなかで、僕も何かできないかと思っていました。当時は2年生でしたけど、やっぱり試合に出るということはチームの代表であり、学年の代表という意味でもあります。最後に何かを残せたらいいなという気持ちと、4年生へ恩返しをしたいという気持ちが、あのゴールに繋がりました。

ーあまり自分としては納得のいかないシーズンだったのですね。

やっぱり試合に出ることのできない時期を、どう過ごすのかというのは大切にしていました。悔しかったり、イライラしたりすることもありましたけど、やり続けた結果が最後に出たのだと思います。やってきたことは間違いじゃなかったんだ、と。

成長の糧となった先輩たちの存在

ー昨シーズンは多くの先輩がプロの世界へ進みました。下級生の頃からレベルの高い環境でプレーできた経験は大きかったのではないですか?

そうですね。本当に練習からレベルの高い環境でプレーできていました。サブ組にプロにいく選手がいるような環境でしたからね。とくに秋場は大学のリーグ戦が中断していた時期があり、Jリーグのチームに行ってプレーしていた選手も多くいたんです。やっぱりそこから大学に帰ってくると、アドバイスの質も全然違っていました。一緒に試合に出るなかで実践的なアドバイスをもらえたのは、すごく自分の成長に繋がりました。

ー今年もすでに山内日向汰選手が川崎フロンターレ内定を決めていますね。同じポジションでプレーすることもあるかと思いますが、何かお話などはされていますか?

練習からアドバイスをくれるので、それを生かしながらプレーしています。でも全部を日向汰くんに頼っていてはダメだと思っています。自分を含めた他の選手が目立った存在になって、日向汰くんもフリーでプレーできるようになれば、より良い部分を出せるようになると思っています。

ー主力も大幅に変わりましたが、新チームの雰囲気はいかがですか?

悪くないと思います。リーグ戦直前の練習試合も負けていなくて良い雰囲気だったのですが、やっぱり公式戦だと少し違って…開幕から2試合は負けと引き分けという結果になってしまいました。ただ内容は悪くなかったですし、決めきるところを決めていれば勝てた内容でした。そういった部分はみんなで話し合って解決していくことが大切だと思っています。

開幕から好調を維持する今シーズンの手応えは?

ーそんな中、今シーズンは開幕から好調をキープしています。ご自身のなかで変化や手応えは感じていますか?

リーグがはじまる前にデンソーカップ(大学の選抜大会)に参加したり、プロの練習に参加させてもらったりした経験が大きいと思います。ただ、そういったところでも自分としては満足していません。結果を出せずに終わってしまったので、リーグ戦では結果を出して見返してやりたいという気持ちがあります。

ーかなりいろいろなポジションでプレーしていますよね。

安武さん(監督)とも話すんですけど、正直サイドは自分のポジションではないなと思っています。ボランチかFWかと言われると…どっちも自分の良さを出せて楽しい部分がありますね。アシストもいいですけど、高校のときから点を取ってきましたし、やっぱり点を取るほうが気持ちいいので…(笑)。まずはゴールで、チームの勝利に貢献することを意識しています。

ーやはり「数字」という部分ですか。

そうですね。結局、点を取っている選手が上に行っているのは間違いありません。でも、チームが勝たないと個人を見てもらうこともできないので、とにかくチームの勝利に貢献することを意識しています。

ー大学3年生となり、大学生活も後半に突入しました。残りの大学サッカー生活での目標を聞かせてください。

正直あまり目標を決めないタイプなんですよね…(笑)。プレッシャーになってしまうときがあるので、あまり意識はしないで目の前の試合に集中するようにしています。

強いて言えば、もう一度日本一を獲りたいという思いもありますし、個人としては今年中にプロ入りを決めたいですね。やっぱり選手を成長させるのは試合だと思っているので、少しでも早くJリーグの舞台を経験することが大事かなと。そのためにも得点ランキングで上にいきたいですし、狙えるなら得点王も目指していきたいです。

ーHURONと桐蔭横浜大学がリカバリーパートナーになってから、リカバリーグッズを使う機会も増えたと思いますが、実際に使ってみていかがですか?

寝るときに着用しているのですが、着るようになってから身体の軽さが違うと感じますね。家から大学までが遠いので、どうしても寝る時間が遅くなってしまう日もあり、休養にはこだわらないといけません。HURONさんのウエアには本当にお世話になっています。

笠井選手には、HURONよりカーフカバーが贈呈されました。

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