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東京>地方の構図は終わり?転職エージェントが見た地方転職のリアル

地方出身の方なら一度は体験したことがあるかと思いますが、日本の都市部である東京に上京するか、馴染みのある地元に残るかで迷ったことはありませんか?

人生を左右してしまう決断にもなりかねないのに、大学卒業までに答えを出すのは難しかったはず…。
東京でしかできない仕事があると思い「何が何でも東京で働くんだ!」と思った方もいれば、逆に「東京は大変そうだし地元に残ろう」と諦めた方もいるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。
その捉え方はもしかすると変わりつつあるかもしれません。

そこで今回は、転職活動における東京と地方のイメージから現在の構図、やりがいや魅力的な仕事の捉え方をテーマにお話ししようと思います。

ぜひ転職活動の参考にしてもらえればと思います。

東京のイメージと地方のイメージの違い

転職活動をする上で東京と地方をどのように捉えるかは、転職後のギャップを防ぐ上でも重要です。

それぞれを正しく捉えるために、一般的なイメージについてご紹介します。

まずは東京ですが、転職におけるイメージとして以下の要素が挙げられます。

・日本の首都で経済発達しており企業数が多い
・初任給が高く、平均賃金も高い
・地方と比べ選択肢が段違いに多い
・大手企業がたくさんあり職種の幅も広い
・インフラが発達しているため生活に便利
・人が多いので通勤やプライベートにゆとりを持ちにくい
・頼れる家族や友人が身近にいない


働くことにおけるメリットが豊富にある一方で、デメリットとしては人口が多いことによる問題が現れているように思います。

では、地方のイメージはどうでしょうか。

・都会と比べ、家賃や生活費が安い
・環境の変化が少なく働きやすい
・慣れ親しんだ場所で貢献できる
・家族や友人が身近にいて頼ることができる
・地元の人の方が温かいと思う
・都会と比べ、企業数が少なく平均賃金も低い
・都会と比べ、選択肢が少なく職域の幅も狭い
・大企業が少なく中小企業が大半を占める

地方では転職活動に対するイメージはネガティブなものが多くなり、人とのつながりや地元ならではの働きやすさなど”人”の良さや家賃や生活費などの”お金”面のメリットに現れているように思います。

両者の違いとして一般的に、給与など働くことで得られる待遇は東京>地方、生活環境における安心感は、地方>東京のような構図が見えてくるのではないでしょうか。

しかし、どうせ転職をするのであればより良い待遇や多くの経験を詰めるところに就職したいと思う人が多いため、就職活動では東京優位に見えてしまいますね。

『東京>地方』のイメージを正しく捉えるのはこれからの課題!

ご紹介した東京と地方のイメージですが、大きく外れていることはないかと思います。

これは一つの事実として、日本の首都である東京は経済が発達しており企業数や給与水準も高く、中小企業ではできない経験も得られることは確かです。

そのため、現在の日本では就職・転職活動においても“東京一極集中”という言葉が生まれてしまうほど、東京への憧れをもって活動に取り組む方が多いです。

ここには確かに、東京>地方というイメージがあるように思います。

しかし、どこで働くかという選択を、給与や大企業への所属などが一番の要素として判断基準にしてしまって良いものでしょうか。

もしかすると、東京と地方のことをそれぞれ正しく捉えることができていないのかもしれません。

それは、東京と地方はそもそも比較するものではなく、それぞれが全くの別ものとして理解することが望ましいのではないかということです。

今一度、東京と地方の両者を冷静な目線で捉える必要があるかもしれません。

都市部でしかやりがいのある仕事はないというジレンマと思い込み

東京は日本の都市部となり求人数が多いので、仕事が見つかりやすくやりがいのある仕事に辿りつきやすいメリットは確かにあります。

ですが、都市部でしかやりがいのある仕事はないと思い込んでいるとしたら、それは大きな機会損失になってしまっていると伝えたいです。

そもそもが、東京だけが日本の中心ではなく、地方には地方で一般的には知られていない面白い優良企業が意外とたくさんあるものです。

そして、今ではインターネットの発達により通信ネットワークさえ通じていれば、大都市か地方都市かに関わらず情報が平等に行き届く時代のため、東京と地方にそれほどの差はありません。

本当に自分にとって大切なことは何かを正しく捉えるには、このような思い込みから脱却する必要がありそうです。

地方には東京ではできない魅力的な働き方もある

東京>地方のイメージがある方は、両者の間でキャリアの積み方が異なることをご存知でしょうか。

東京の場合、社内の出世競争や競合他社との競い合いなどで揉まれることでしょう。

一方で、地方の場合はそもそも競合相手があまりいないので、競うというよりは“自分にはこれができる!”といった強みを生かしてキャリア形成ができるメリットがあります。

都会は決められた席数のイス取りゲームという環境ですが、地方の場合は一つのことだけでなく、基本的には色々なことに携わっていかなければなりません。

つまり、広範囲の知識をもてるゼネラリストを目指すことができるということです。

東京で働く人は細分化された業務ではプロフェッショナルかもしれません。
一つのことで頂点を目指すとしたら、東京で働くことにメリットがあります。

ですが、色々な能力を伸ばし手に入れることができるのは東京にはない地方ならではの強みであり、メリットだと感じます。

また、家族がいらっしゃる方なら東京で家族が住める家を持つ大変さを身に染みて感じていらっしゃるかと思います。


その点、地方では比較的地価相場や家賃相場も安く東京で賃貸を借りられる給料があれば庭付き一戸建てを建てることも夢ではありません。


狭いマンション暮らしを窮屈だと感じている方であれば、広い持ち家という選択肢が入ってくるというのは十分な転職メリットになりえるポイントといえるのではないでしょうか。

まとめ

東京と地方ではキャリア形成における働き方が異なることをお伝えしました。

地方でも意外と戦えると思ってもらえたなら、東京と地方を同じカテゴリーで比較をしていたときよりも価値観は大きく変わっていることかと思います。

このお話が、あなたのキャリア選択の助けになれば幸いです。

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