おれも機材で殴る Mark Ⅱ | 15分で考える音楽以前のこと(18)
Canonの型落ちエントリーモデル一眼レフカメラを中古で手に入れてから1年。ストラップもつけずグリップつかんでぶん回しながら、這いつくばっていろいろ撮っている。
👆最近撮って頑張って編集して出したやつ。記事も読んで👇
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わからんなりに色々調べ、実践し、「すげぇ良くなったッ…」だの「いいのできたかも…」だの「ぜんぜんダメだ…」だの、忙しいことやっている。ここまでバンバン使ってるとマシン的な限界も見えてきて、これはカメラ買い替えかな…という気持ちになっている昨今。金はない。
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音楽を自分なりに突き詰めてやってきて、その理論を他の趣味や仕事に応用してきたおかげで、お金をかける順番の勘だけはメチャメチャある(と思う)。それでいくと、やっぱり光の入り口たるカメラは及第点を取れるやつじゃないと、後処理や工夫だけじゃどうにもならないな、と感じている。今のカメラだと色が潰れちゃったりするんだよな。
機材で殴ってくるやつ(機材ばっかり豊富でアウトプットがカスなのに、いい素材は揃うから、なんとなくそれっぽくなって評価されるもの)が嫌いで、昔は機材で殴らない制作方法にこだわっていたけど、今は誰かの何かを撮影録音する以上、殴れるものはきちんと殴っておこうという考えになっている。ジョー奥田氏が、超全力のファイル設定でフィールドサンプリングをやるように。
奥田:96kHzと192kHzといったレベルになってくると、聴感上でも、ほとんど違いはなくなります。でも、自分の耳で差が出なくても192kHzでやります。それはよいものを作るという姿勢ですね。私は、可聴範囲を超えた周波数にいろいろな秘密があるのではないかと思っています。空気感であったり、波動であったり……自分に分からないからと切り捨てるのではなく「分かる人には分かるはずだ」と。(中略)いま録音しているものを200年くらい先まで残したいと思っているんです。だから、劣化していくアナログではなく、デジタルでの録音にこだわっているんです。https://av.watch.impress.co.jp/docs/20061030/dal256.htm
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「表現の意図・意志」を真ん中に置き、「あくまで道具」の姿勢を崩さず、物欲のタマを揉んでくる消費社会と距離をとり、おれも機材できちんと殴る。
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