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狩猟採集民の絵

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秋田県の阿仁という地域の絵を「狩猟採集民の絵」として載せています。 さっと見ていってください。 6月16日〜7月15日まで、毎日朝7時更新。 ※7月15日追記 マガジンの販売は…
もしいい絵があればマガジンを購入していただけるとめちゃ嬉しいです。 お金は絵の額縁代として使用しま…
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2022年7月の記事一覧

30日間の連続投稿を終えて。

自分が描いた絵を人に見てもらうことに慣れる。というところからスタートした、今回の企画。ほんとやってよかったなあ、と心から思っているので、今回この企画をやってみて嬉しかったなあと感じたことを書いていきます。 「読んでもらうことの嬉しさ」 単純にnote読んでくれるってめちゃくちゃ嬉しいですね。そして感想くれたりしたら、もううれしさがさらに格別になりますわね。 僕はSNSでの生息場所がTwitterなので、そこでいろんな方に感想をいただきました。あとはリアルな場でも読んでるよー

感情丸出しすみません。

ラスト1日を残して完走しきれないって、そんな悲惨なことあるかよ! もちろん書きます。 今日の朝、いろいろと書いていたのですが、ちょっとまとまりきらずあまりにもどっちつかずな話だったので書くのをやめました。まだことばにするには早いことだったのかもしれません。たぶん僕がもっと「つよく」なってから書ける話だと思います。今だとちょっと戯言感がありすぎて出せないや、となりました。すいません。 仕事中にどんなことを書こうかなあ、とずっと考えながら山を歩いていました。 頭の中が某協会の

成功体験を捨てる

大学受験が自分の唯一の成功体験なので、いまでもそのときのことを思い出して、計画を立てることが多い。塾講師に言われていたのが「同じ問題を3回解くこと」だった。数学の先生だったけれど、どの教科も基本「3回」やれば頭に入るよ、と。さらにその3回というのは3日間連続でないといけない。1回やって1ヶ月後にもう一度するのではなく、次の日に同じ問題をやる。そのまた次の日に同じ問題をやって、やっと完成ということだ。かなり面倒に思えるけれど、僕はめちゃめちゃ素直にそれをやり通した。そのおかげで

自分の実力を知る。

さて、この3日間ほど銃撃、選挙、落込、といろいろあって、まともな文章をかけていなかったので(それまでが「まとも」かどうかはさておき)、ちゃんと何かについて書きたいと思う。 最初はかなり抵抗があった「自分の絵をネット上に載せる」という行為。 前までは、ちょっと恥ずかしい、みたいな気持ちがあったはずなのだけど、これだけ毎日やっていると、感覚が麻痺してきて、ふつうにあげられるようになった。 文章もそう。昔はコソコソとブログを書いていたりしたけれど、いまはどんなものでも世に出せるよ

希望絶望日曜月曜

カラスが鳴いて朝4時に起きる。 選挙の情報を携帯でみてみる。 希望と絶望がエスプレッソくらいの割合 それでも今日ははじまっている きのうのことを思い出してた。 稼ぎがほぼゼロだよね、とある人に言われた。 まあそうですね、と笑いながら言った。 あとからほんとに後悔した。 自分で稼いだそのお金を ゼロだと言われたことにもっと 怒ってもいいと後から気づいた。 気づいた時にはもう遅かった。 山菜を買ってくれたひとたち noteを買ってくれた人たち その人たちからもらったお金は、

個人的ニュース

あまり書く気になれない日が続きますが、じぶんで決めたことは守りたいので、書きます。Twitterを見ていると僕の周りの方々は「テレビを消してます」という方が多いので、代わりに僕の超どうでもいいニュースを報道してみたいと思います。 ・家に蟻が出過ぎ。 家に蟻が出過ぎて鬱陶しいです。毎度駆除するのが面倒なので、放置していたら、どんどん増えてきた気がします。動向を追っていたら、畳の隙間に潜り込んで行きました。ゲジゲジも出ますが、同様に畳の隙間に体をねじ込みながら入っていきました。

栗の絵

とりあえず、今日あったことを書きます。 朝4時におきてNoteを書く。 7時には書きおわり、朝ごはんをたべた。 それからちょっとぼーっとして、これからの予定を立てた。 イワナの燻製を商品化したいと思っていて、 消費者庁に電話した。お話を聞いて、とりあえず細菌検査さえすれば大丈夫そうだとわかった。 マルシェで販売する絵を額装して、ちょっとした説明を書いて値付けをする。 全部同じ値段にしようと思ったのだけど、額装すると、明らかに値段が違うなあ、と思ったので、改めて値段を考えた。け

マタギの一員として役目を果たせた日。

マタギという狩猟集団の一員として仲間に入れていただいている。 今年の春にその方々と一緒に猟に行った。この絵は熊を解体した場所。ここで熊を一頭授かったのだった。 ・・・ 移住して3年目なので、阿仁にはまだ実質2年半ほどしか住んでいない。移住したての頃、いきなりマタギの猟に同行させていただけることになった。 名前もわからないおじさん(おじいさん)たちに付いて行き、秋田のことばもまったくわからないなか、雪山のなか「ここで待ってれ」と一人にされた。雪山で一人残されるのは、当時の僕

山の変化を見て思うこと。

今日も、朝活。 夏なんだけど、秋の山を。 普段自分の会社のほかに、営林署の臨時職員として働いているので、ほぼ毎日のように山に入る。こんな生活初めてなので、山が変化していく様子が観察できて、とてもたのしい。 夏といえば虫、というくらい僕の中では虻や蚊が増えてあんまり夏山には近寄りたくないなあというイメージだったのだけど、少しずつその感覚が変わってきている。たとえば実をつける植物がいること。見た目はゼルダの伝説の「ムジュラの仮面」みたいな見た目なんだけれど、食べると甘くておい

あけびの話。

今日は朝に書いている。前日の夜に書いて、朝に投稿するというのがいつものルーチンワークなのだけど、あまりにも疲れていたりすると、何も書けない。書けたとしてもなんだか暗い文章になる。ただでさえ暗いのに、さらに暗くなっちゃうと、せっかく読んでくれた人に申し訳ないので、もう書かないことにしている。 朝になにかをするのはいいですねー。朝だからコーヒーも飲めるし、パンも食べれるし。そして涼しい風も入ってくるし。脳もぼーっとしてるところから、徐々に起きてくる感じが気持ちいいし。毎日はたぶ

食う人間、食われる熊。

この連載も20日になった。残り10日。 毎日書いても文章がうまくなったなあ、と全く思わない。上達が見えない。 でも絵ははっきりとうまくなってくる。それが楽しくて描いていたところもある。 最初に描いた熊の足の絵。 初めて野生の熊を見て、初めてマタギの猟を間近に見れたときのことを絵にした。 描いたけど、「これはいつか描き直さないといけないなあ」と思った。 自分が描いた絵、文章に、男はドンと胸を張る。 これは毎日描く中で大事にしていこうと思っていたことなのだけど、 このときのこと

軽い投票。

自分が初めて選挙に行ったのが昨年、26歳のときだった。妻と一緒に行ったのだけど、なにをどうすればいいのかわからなすぎて、あたふたしてめっちゃ恥ずかしかったのを思い出す。紙に名前を書いて、その後どうしたらいい?紙を折ってもいいのか?ああ、あの箱に入れるっぽいな・・・、二つあるじゃん、どっち?なんかめっちゃ周りに人おるし、こわい、みられてる気がする、こわい、みないで。やめて。あーって感じだった。ほんとどうすればいいのかわかんなかったので、恥ずかしかったけれど周りにいる立会人?みた

山のものを口に入れる。

本格的にきのこ採りをしたことがない。山菜と違って、まるっきりわからないからだ。師匠と山に行き、舞茸、ナメコ、しいたけ、ブナハリタケ、さわもだし、というようなこちらではかなりメジャーなキノコを採ったことはある。でもそれは師匠が見つけて「これはね」と教えてくれたのであって、僕が見つけて僕が採ろうと思って僕がもぎって僕が袋に入れたわけではない。全部やってもらったんだった。 昨年の秋に初めてひとりで猟に行った。いつも歩いている山を銃を担いで山を歩くのはかなり違和感がある。やってもい

90歳の隣の爺さんの話。

「あきおさん」というおじいさんがいる。隣人で、今年で89歳になると言っていた。雪が溶けてくる季節になると、朝5時くらいからカーンカーンと音が鳴り響く。僕はまだ起きていないけれど、たまに朝トイレに行った時などに聞こえてくるのだ。その音は「あきおさん」が薪を割っている音。灯油ストーブやら電気ストーブやらが主流な世の中だけれど(もっと最先端があるのかもしれないけど、いいや)、僕の住んでいる地域では昔ながらの薪ストーブを使っている家庭が多い。薪割り機なるものもあるけれど、あきおさんは