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いま、とてつもなく地元に帰りたい。
すこし、息苦しい。
この場所で安心するのは自分のおうちだけ。
はやくおうちに着きたい。

大学に通うために、私は関東に引っ越してきた。
一人暮らしを初めて2年半以上経つが、いまだにこの地域を好きになれない。

当たり前だ。
生まれてから高校を卒業するまで、ずっと山形に住んでいたのだから。

複雑な駅の改札、どこにいっても人だらけ。
夜遅くになっても灯りのついているお店。
歩けて行ける範囲になんでもある。

私は不自由さを求めているのだろうか。
いや、違う。
山形にはどこをみても必ず緑がある。
車に乗っているときも、近くには田んぼがあって遠くには山がある。

山形にいるときは、自分がどれだけ周りの緑、静けさを拠り所にしていたかわからなかった。

有名なので知っているかもしれないが、二つ山形の名所を紹介しようと思う。

山寺

これは昨年両親と上ったとき、頂上から撮った写真である。
深い緑と淡い緑と青い空に、白い雲。
本当に美しい。もう一度この目で、匂いで、感触で感じたい。

ここまで来るには、たくさんの階段を上らなければならないのだか、私はそれも含めてこの場所が大好きである。

お釜

標高の高いところにあるので、地上の気温よりもかなり低い。
これも両親と行ったときの写真である。
このときは天気も曇りだった。
真ん中に見えるエメラルドグリーンがお釜と呼ばれるものである。
実際にみるこの色はとても綺麗で神秘的であった。

私はこうして小さい頃から自然とふれあってきた。
だからこそ、自然をあまり感じられないこの場所は息苦しい。


早く帰って緑たちとお話がしたい。

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