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非コク妊。 ~不妊治療で旦那に不満を抱える全ての奥様へ~

初めまして。僕は現在36歳男性、不妊治療を2年程行ってきました。
一段落がついたのと、とあるきっかけで文章に残そうと思い、綴り出しました。

この物語は私たち夫婦が歩んだ、どこにでもあるような不妊治療の経過を男性側の視点で綴ったものになりますが、現在不妊治療で旦那(男性*今後は旦那表記)の対応に悩む全ての奥様に御覧頂きたいお話です。


現在我々は1週間後に胎嚢確認を行うステータスになります。
1回目の移植で妊娠判定及びHCGの値も1,000を超える数字が出て妊娠継続率も高い傾向にあり、冒頭申し上げたような一段落ついたと記載させて頂きました。(本当は、胎嚢、心拍確認などこれから諸々ですが、、、)


それでは、、諸々記憶をたどりながら(一部記憶が良いように改竄されていると思いますが、ご承知おきください。)


非コク妊 序曲


改めて、今回僕が文章に残そうと思ったきっかけは、嫁ちゃんから久しぶりに褒めてもらい気持ち良くなっているからだ。
というのも、半分それは冗談で半分当たっているのだが、どうやら世の中の旦那さんの不妊治療への理解力や行動量が圧倒的に足りていなく、かつ奥様に対しての他責癖や、エスカレートする言葉の暴力と言い訳が(忙しくもないのに仕事が、、という昭和に戻った言い訳ちっくなケースが)Twitter上で散見しているらしく、その結果、相対的に男性側の圧倒的非協力、知識不足から僕は自動的に妊活偏差値が異常に高くなり(おそらく旧帝大狙えるぐらい)その恩恵として僕は嫁ちゃんのCS(満足度)はウナギノボリで(と言っても、僕が特段良いわけではなく、いたってフツウイッショに妊活を頑張っただけだと思っている)、夜ご飯の僕が食べたい物のリクエスト成功率はもう100%に近づいている。


嫁ちゃんの妊活の情報の仕入れ先は主にTwitterだ。嫁ちゃんのモットーは「男性は比べられると悔しいから頑張る」だそう。
それがまさに僕がこれを書いている理由なのだが、もし妊活で旦那さんが*非協力的(いや、これからは妊活非協力的旦那の事をここでは、少子高齢社会に向き合えない非国民ならぬ非コク妊と呼ぼう。)

「男は比べられるのが苦手、だから貴方の事を書いて、悩んでいる奥さんに僕の文章を読んで頂き、その旦那さんにこのnoteを見てもらうと良いと思う」というのが非コク妊を書こうと思った一番のきっかけで、これを読んで頂き世の非コク妊が一掃される事を願っている。
(と、同時に非コク妊が増えると僕の存在価値が嫁ちゃんの中で薄まってしまうので、次のステージとして僕はイクメンを目指そうとしたたかに考えている。)

世の不妊治療中の奥様方、一緒に非コク妊を一掃すべき立ち上がりましょう!!!

非コク妊 第一章


2020年の始まり。今から約2年前。僕たちは同じ1985年生まれだ。35歳という出産における1つの臨界点に近い年齢がもうすぐそこに見えてきたころ、僕たち夫婦は子供を意識した。
結婚して7年目の事だ。とうに夫婦の夜の営みは僕が太りすぎてしまい1,2年無い。
それはまだ、コロナウイルスが今みたいに世の中やメディアを猛威として振るう前であって、今でも覚えているが嫁ちゃんがピンクの小さい体温計を購入して体温を測りだしてから妊活という僕らの活動は始まったのだと思う。
今思えば、若干の不安はあったにしろ、妊活が不妊治療に変化するなんて当時は思っても無かったし、子供を授かるのにこんなに苦労するなんて思っても見なかった。今から思えば賛否はあるだろうが、できちゃった結婚はなんて幸せな結婚なんだろうって思う。


その頃の僕の知識はというと、体温が高くなる生理前後?にセックスして何か月か続けていけば妊娠するんだろうな、ぐらいの知識量で嫁ちゃんはというと、病院に行った方が良いかな?とか生理不順に若干の怯えがあり、まぁでもお互い酒を飲んで煙草を吸ってその話も忘れてきたるその日を待っていた。本当にそんな感じだった。ちょっとだけ気になっていたのは、生理不順と生理前の体調不良や精神面の不調。それでも命の母で乗り越えてきた。


義理の母からも「そろそろ孫が見たいわねぇ」などと言われた事もあったが、嫁ちゃんはうちには犬が2匹居てそれどころじゃない!って感じで突っぱねていた。幸い?な事に、僕の父と母は離婚していて、母親と嫁ちゃんは1年に1回ぐらいしか会っていないので僕側の両親からのプレッシャーは皆無だった。むしろ、そこだけ切り取られてなんて良い結婚生活!と言われる事が多い。

前述のように、我が家には結婚してすぐに犬が家族になったので、ベットで一緒に寝るのは当たり前だし、今はリモートワークが主体なのでずっと犬と過ごしている。後に記載しようと思ったが、タイミング法でセックスをする時は犬を閉じ込めないと行けないのだが、犬が騒いでしまいそれも2匹なもので全く集中できずこれもまた大変困った事になった。タイミングを見てラブホテルに行くのもコロナ渦真っ只中だったので困りトイレで射精してシリンジで注入が僕たちのスタンダードになっていた。
(これはTwitterから嫁ちゃんが仕入れた情報なのだが、トイレで一人で射精するのを嫌がる非コク妊が居るという。僕には全く意味が分からないのだが、そもそも自慰ができないと言う事なのだろうか。それはそれでマカやバイアグラを飲む事をお勧めするしかない。一方自慰ができる以上、恥ずかしいや面倒とかプライドとか夫婦関係における上下関係のバランスとか言って嫌がっているのだとすると大問題だ。そんな事に非協力的な非コク妊には子供が本当に欲しいかどうか真意に問い、もしそうでなければ、子供が欲しくない理由を奥さんに説明する義務があると思う。ほぼ間違いなく、奥さん側の方が知識量はあるし、肉体的時間的にも大変なのだから協力できない理由=つまり子供が欲しくない理由をキッチリ説明するべきだ。もし子供が欲しいというなら、四の五の言わずにすぐに行動に移すべきだ。)


つづく(世の中のニーズがあれば、、)

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