『平和村で働いたードイツで出会った世界の子どもたちー』ご紹介と感想
ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
前回の記事に続き、ドイツ国際平和村の本のご紹介と感想です。
先日、本を手に取る機会をいただき、私も早速読みました。
執筆者の方々がこの本のなかで書かれている、平和村を知ったきっかけや、ボランティアスタッフとして関わろうとした動機はさまざまでしたが、共通していたみなさんの思いは、「勇気を出してドイツ国際平和村で働いて本当によかった」ということです。
誰しもが、日常の忙しさに追われている。朝が来たら起きて学校や仕事に行き、やらなければならないことが次から次へとやって来て、気がついたら夜になり、そしてまた新しい朝がやってくる、というような。このままでいいのか、と自問自答しながらも、自分でも気づかないうちにその思いに蓋をしている。それを繰り返しながら、生きている。
余計なことを考えなくて済むから、敢えて忙しくしていた方がいい、という人もいるかもしれない。
現代人にとって簡単なようでいちばん難しいことは、「立ち止まること」なのかもしれません。
この本は、そんな立ち止まる「勇気」を与えてくれる本です。
日常の中で、外の世界で起きていることを、知らなくても生きていけてしまう。だけど、「無知であること」「無関心であること」は、知らない間に誰かや何かを傷つけている。
そのことに大きく気付かされた、読書体験になりました。
執筆者の方々の体験の中に、これからの生き方のヒントが隠されているかもしれません。
ぜひ、手にとってみてくださいね。
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