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【お知らせ】文学フリマ東京38で出るもの

東京文フリの季節ですね。
直前になりましたが、文学フリマ東京38で出る(関わってる)本についてお知らせです。


①『青春ヘラver.9「ファム・ファタールと〈ヒロイン〉の系譜」』(K-24)

毎度お馴染み、主宰しているサークルの新刊です。今回の特集はファム・ファタールとヒロイン。詳しい内容紹介はこちらを読んで欲しいですが、マジで買った方がいいです。部数少ないし。場所は「K-24」です。

②『ハルジオンは雨と咲く』(き-45)

昨年冬に出したテキストADV『ハルジオンは雨と咲く』のディスク版を売る他、初頒布となるサウンドトラック、既刊の小説CDセットも持って行きます。いずれも数は少なめです。当日は竹馬あお(@aoutakeuma)が店番をしてくれているはずです。

③『この同人音声がすごい!2023』(K-23)

主宰しているサークルです。最新刊である『この同人音声がすごい!2023』を売ります。『この同人音声が聴きたい!vol.1』や創刊号も取り揃えております。同人音声オタクの皆々様、ぜひお立ち寄りください。好きな音声の話しましょう。


④『信仰SF』(J-10)

編集長を務めた大阪大学SF研究会の新刊『信仰SF』、文学フリマで初売りです。300ページという圧倒的な厚みとこだわり抜いた装丁、あまりに濃密な6章にわたる信仰告白。買って損はさせません。


ここまでは自分が関わっているサークルの本紹介でした。これより下は寄稿した本になります。

⑤『電脳荒廃 -StandAlone Ruins-』(L-27-28)

『電脳荒廃-StandAlone Ruins-』様に「ベルナールの廃墟」を寄稿しました。スイスの研究者、ベルナール・レイナルドによる電脳疾患の研究をまとめながら、彼の遺した「私は電脳の廃墟にいる」という言葉の意味について考察した内容となります。表紙の時点で既に最高です。

⑥『V.X.Y』(L-26)

VTuber批評誌『VXY』にて「おりコウにとってポエムとは何か」を寄稿しました。卯月コウの「りりむちゃんの言葉はポエムではなくポエティック」という発言から出発して、日本の近代詩を振り返りながら二人の関係性をいかに言語化できるのか試みた文章です。

⑦『空耳』(K-29)

『奇想同人音声評論誌 空耳2』に、「言語と非言語が協奏する『同人音声的リアリズム』──ラカンのフェティシズム論を補助線に」を寄稿しています。ラカンの理論を追いながら、同人音声の「覆い」について書きました。特に参照したのは、ラカンのフェティシズム論およびそれを解釈した斉藤環の議論で、同人音声の「覆い」とVTuberの性質を比較検討したりもしています。1年以上前に書いた原稿で引用の手つきが怪しい気もするのですが、問題提起としては新しいはずで、そうでなくとも本当に他の方の原稿が面白いのでぜひ。

以上となります。もうすぐ夏ですね。文学フリマ東京でお待ちしています。

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