Hummingbird羽

ハミングバードという名の仕事

ハミングバード(はちどり)は、鳥類の中で最も体が小さいグループに所属していて、体重は2〜20g程度です。
キューバに生息するマメハチドリ Calypte helenae は世界最小の鳥であり、全長6cm、体重2g弱しかないそうです。
毎秒約55回、最高で約80回の高速ではばたき、空中で静止するホバリング飛翔を行います。
「ブンブン」 とハチと同様の羽音を立てるため、ハチドリ(蜂鳥)と名付けられました。英語ではハミングバード Hummingbird で、こちらも同様にハチの羽音(英語における擬音語が hum)から来ています。

なぜ、この鳥の名前が社名かというと、「ハチドリのひとしずく」という、ちいさな力の大切さを教えてくれる、南米アンデス地方の古くてあたらしいお話を皆さんはご存知でしょうか?

森火事に一滴ずつ水を運ぶハチドリに対して、森から逃げた動物たちは「そんなことして何になるのだ」と笑います。ハチドリは「私は、私にできることをしているだけ」と答えました……。 

そう。もしかしたら私の毎日なんて、「そんなことをして何になるんだ。」という連続なのかもしれません。でも、この「ひとしずく」こそが「美しい」ことなのだと信じています。必要としてくれる誰かのためにできることを、ただ一生懸命やるということが私の美学なのです。

ハチドリは幸せのメッセンジャーとして崇められ、美と愛の象徴として親しまれています。私も誰かの人生に、静かに、そっと、寄り添うように・・・幸せを運ぶ鳥でありたいと思っています。

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